【ムンバイ】事態が予想外の展開を見せる中、故ブリオゴパル・ハルキシャン・ロヤ判事の家族は、「彼の死には何も怪しいことはなく、我々が嫌がらせを受ける謂われはない」と語った。
他の家族に付き添われたロヤ判事の子息アヌジュ・ロヤ氏は、日曜(14-01-18)夜、急遽開かれた記者会見の席上、「我々は一連の出来事に苦しんでいる。我々に対する嫌がらせは止めて欲しい」と語った。
法律事務所ナイク・ナイク&カンパニー創設者のアメイト・ナイク業務執行社員の立ち会いの下、記者会見したアヌジュ氏は、「家族はロヤ判事の死を何等怪しんでいない」と語った。
ロヤ判事(48)は、中央捜査局(CBI:Central Bureau of Investigation)がムンバイで開廷した追加セッション判事として、『ソフラブディン・シェイフ・フェイク・インカウンター』案件の審理を担当したが、2014年12月にナグプールで死去した。同案件では一時、インド人民党(BJP)のアミット・シャー総裁の関与が疑われたが、同氏は今では放免されている。
ロヤ・ファミリーは、最高裁の四人の上級判事がディパック・ミスラ最高裁判所長官(CJI:Chief Justice of India)のある種の措置が司法の公正を乱すとして公然と非難した2日後に記者会見した。
アヌジュ・ロヤ氏が「父親の死に怪しむべきことはない」と語った数時間後、故CBI判事の叔父は、アヌジュ氏の発言に遺憾を表明した。ロジャ判事の81歳の父方の叔父、シュリニバス・ロヤ氏は、某誌に、「アヌジュは、まだ若く、精神的なプレッシャーも受けているのだろう」と述べるとともに、ロヤ判事の死の調査の必要性を強調した。
【ニューデリー】最高裁は火曜(16-01-18)、マハラシュトラ州政府に、中央捜査局(CBI:Central Bureau of Investigation)のB.H. ロヤ特別判事の死に関する全ての書類を、同案件の独自調査を請求した二人に提供するよう命じた。
アルン・ミシュラ判事とモハンM.シャンタナゴウダル判事から成る裁判官ベンチは、州政府弁護人に対して、原告タシン・プナワラ氏とマハラシュトラ州拠点のジャーナリスト、バンドラジ・サンバージ・ローン氏の弁護人に、関係書類のコピーを提供するよう命じた。
マハラシュトラ州政府を代表するハリッシュ・サルブ上級法廷弁護士は、封印された封筒に収められた検死報告書を含む書類を提出した。