SEAnews 2018-02-05 ArtNo.46166

【ニューデリー】２０１８年度予算案が明らかになったが、ナレンドラ・モディ首相は、来年の国会下院総選挙に向けてインド人民党(BJP)の伝統的支持層とされる中産階級の歓心を買うよりも、怒れる農村有権者のためにより多くの就業機会を創出することに注力している。
　アルン・ジェートリー財務相は、中産階級も恩恵を受けることを長々と説明したものの、BJPが直面する農村部門の問題が圧倒的比重を占めた。
　BJPの関係者でさえ、ラジャスタン州における州議席や国会議席補欠選の敗北が伝えられる中で、農業所得の減少に対する不満をなだめるために死にものぐるいになっていることはあまりにも明らかとコメントした。
　国会総選挙に加え、今年内に８州で、また２０１９年前半には別に４州で、州議会選挙が行われることから、ジェートリー財務相が『モディケア』と称する５億人をカバーする世界最大の医療保険制度を含むいくつかのスキームが、これらの選挙に先立って導入されるものと見られる。

○２０１８年度予算案は段階的に農民所得を倍増：ＭＰ州首席大臣

【ニューデリー】新予算案は、貧者に奉仕し、『ガリブ・カルヤン(貧者福祉)』の最終受益者に食物、衣服、住宅を、窮民に薬、教育、就業機会を提供するインド人民党(BJP)が掲げるイデオロギーに合致している。
　マドヤプラデシュ州のシブラヒ・シン・チュハン首席大臣は、「小規模農家の利益を擁護するために地方の農業市場を開放することは、歓迎できる」と語った。

【ニュースソース】

Modi more keen to placate angry rural voters than middle class

Budget 2018 takes steps to double farmers' income: Shivraj Singh Chouhan

○世界は一つ：
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