SEAnews 2018-02-05 ArtNo.46163

【ニューデリー】アルン・ジェートリー財務相の２０１８－１９年度予算演説では、冒頭から半ダースもの貧者(poor)が連発された。議場の最前列で、これを聞いていた国民会議派のソニア・ガンディー前総裁は、多少苛立った様子で、後列に坐っている息子のラーフル・ガンディー国民会議派現総裁にこの事実を知らせるため、身体をひねり合図した。
　彼女の唇の動きからその意を読み取るのは、そう難しくない。彼女は、たぶんラーフルの隣のカマル・ナトにジェスチャーで「どうして何も言わないの？」と尋ねた。彼等はおそらくスピーチが終わったらそうするはずだったのだろうが、何も起こらなかった。スピーチが終わった後で、議場から出て来たラーフルは記者連に囲まれたが、その場を後にする前に残した唯一の言葉は、「リアクションはツイッターでする」だった。

○敗北主義と失望の予算案：ラーフル・ガンディー

【ニューデリー】国民会議派は２月１日、『２０１８－１９年度予算案』を特徴付けるものは、『敗北主義』と『失望』であるとし、「政府はタオルを投げ、主要な経済的課題を達成できなかったことを認めた」とコメントした。
　国民会議派のラーフル・ガンディー総裁は、「過去４年間になされたのは、口約束のみで、モディ政権に残された任期は１年のみである」とツイターで政府を非難した。また国民会議派の老幹部、チダンバラム元財務相は、「予算案は『大胆かつ過激』ではなかったのか」と揶揄した。

○２０２２年までに農民の所得を倍増するのは不可能：シン元首相

【ニューデリー】マンモハン・シン前首相は２月１日、農業の成長率が１２％にならなければ、２０２２年までに農家の収入を倍増するのは不可能と述べた。
　国民会議派の幹部グラム・ナビ・アザド氏は、シン元首相の言として、「政府は農家の収入が２０２２年までに倍増するとしているが、農業の成長率が１２％になるまでは不可能...それを達成するまでは...口先だけの公約に過ぎない」と語った。

【ニュースソース】

Budget 2018: Of too many 'poors', pakodas and yellow lawmakers

Budget 2018: It is defeatist, a big letdown, says Congress

Budget 2018: Not possible to double farmers’ income by 2022, says former PM Manmohan Singh

○世界は一つ：
The aim of SEAnews

The aim of SEAnews、SEAnewsの新コンセプト、国境のない一つの世界を目指します。

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