【ニューデリー】新年度予算案は、適格な輸出入戦略や先物市場への関与を通じ農産物の良好な価格を実現する諸施策を導入するとともに、農村の道路網や農業市場の大規模な拡張を提案している。
政府はインド農村の生活インフラおよび基層インフラの建設に143億4000万ルピーを投じ、農村経済を振興するとともに、32億1000万労働日の就業機会を創出、農村に新たに30万キロ・メートル以上の道路、510万戸の住宅、1880万ユニットの公衆便所を建設、新たに1750万世帯の電化を目指している。
政府はカリフ作物(kharif:初冬収穫作物)の最低支持価格(MSP:minimum support price)を生産コストの1.5倍に設定すると約束、農民はこれにより大きな励ましを得た。政府は、年内の重要な地方議会選挙と2019年の国会総選挙に先立って農村の困窮を救済することを目指し、農家から生産コストの1.5倍の値段で農産物を買い上げる方針を提案した。