SEAnews 2017-07-19 ArtNo.46067

【ニューデリー】インドの粗鋼(crude steel)生産は２０１７－１８年度第１四半期２４７３万トンに達し、前期比４．３％増加した。
　鉄鋼省傘下の合同プラント委員会(JPC:Joint Plant Committee)の最新の発表によると、インドの粗鋼生産は２０１６－１７年第４四半期には２３７１万トンを記録していた。２０１７年６月の粗鋼生産は８２９万トンと、２０１６年６月の８０３万トンに比べ、３．２４％増加した。
　溶銑(hot metal)の２０１７年４－６月期の生産量は１５９９万トンと、前年同期比２％増加した。溶銑の２０１７年６月の生産量は５３２万トンと、前年同月(２０１６年６月)及び前月(２０１７年５月)の生産量とほぼ同水準だった。
　２０１７年４－６月期の銑鉄(pig iron)完成品の生産量(production for sale)は、２２８万トンと、前年同期に比べ３％増加した。２０１７年６月の銑鉄完成品の生産量は７５万トンと、前月比０．９％、前年同月比３．７％、それぞれ減少した。
　２０１７年４－６月期の仕上鋼(finished steel)完成品の生産量は２６３０万トンと、前年同期比６．７％増加した。２０１７年６月の仕上鋼完成品の生産量は８８２万トンと、前月比２％減少した。
　鉄鋼省はインドの鉄鋼生産量を現在の１億トンから２０３０－３１年までに３億トンに拡大する野心的な目標を掲げており、様々な施策を通じて鉄鋼産業の成長を促進している。政府は２０１７年国家鉄鋼政策(NSP:National Steel Policy)を承認しており、政府調達に際して国産鉄鋼製品を優先して買い上げる別の政策も認めている。

【ニュースソース】

Steel output in June quarter grows 4.3% to 24.73 mt

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