SEAnews 2017-07-19 ArtNo.46061

【チェンナイ】インドは２０１６年には６２３億米ドルの外国直接投資(FDI)を獲得、２年連続で世界のトップFDI新規投資先の地位を維持した
　コタク・インスティテューショナル・エクイティー(KIE)社の調査によると、インドが２０１６年に手にした新規投資約束(greenfield investment proposals)の、全世界の新規投資約束に占める比率は７．６％と、２０１３年の２．９％に比べ顕著に拡大した。
　外国投資がホスト国に流入するルートは、概略新規投資と合併買収(M&A)の２種類に分けられる。新規投資は、直ちに雇用の創出、生産性の向上、技術の向上に貢献するため、より望ましい投資形態と見なされている。
　KIEレポートは、「世界的に投資の流れが鈍化する中で、インドのFDIの外観は依然として堅調だが、ある種の軋みが生じている」と警鐘するとともに、インドは国内資本支出の低迷を補う上からも、FDI誘致に一層努力せねばならないと付言している。

○企業投資の伸び２５年来の最低マーク

【ムンバイ】２０１６－１７年会計度の企業による新規投資は過去最低を記録した。
　金融機関以外の上位１０００社のインド企業の２０１６－１７年度の資本支出(capex)は、収入ベースで前年比５．８％の伸びにとどまり、１９９２年以来最も低い伸び率に止まった。これまでの資本支出成長率の最低記録は、２０００年のドットコム・バブル崩壊後の１９９９－００年だった。
　これら上位１０００社の昨年度の新規投資は２兆７００億ルピーと、前年の２兆９０００億ルピー、過去最高を記録した２０１３－１４年度の５兆７０００億ルピーを下回った。

【ニュースソース】

India Again Ahead Of China, US with $62.3 Billion FDI Inflows In 2016

FDI flow: India faces headwinds, says Kotak Equities

India Inc Vs Investments: Capital expenditure growth hits 25-year low

India Inc's investment growth hits 25-year low

○世界は一つ：
The aim of SEAnews

The aim of SEAnews、SEAnewsの新コンセプト、国境のない一つの世界を目指します。

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