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1996-01-16 ArtNo.4605
◆<星>メインフレームのEMC、アジア通信市場に注目
【シンガポール】情報技術(IT)の進歩を原動力とするテレコム産業の急成長は、EMCコーポレーションのような記憶装置会社に得ることのみ有って失うことのない絶好の環境を提供している。
EMCのジョン・ハート取締役(インダストリー・マーケッティング)によると、コンピューター技術がテレコミュニケーション企業のビジネス戦略の主要なコンポーネントとなっている。記憶容量1メガバイト当たりのコストは90年当時の15米ドルから2.5米ドルに下降、この種の技術はコスト・センターからプロフィット・センターに転換した。MCI、AT&T、香港テレコムズ等のサービス・プロバイダーは出版会社や映画制作会社のような番組/情報提供者と密接な関係を築いている。これらの企業はケーブル・カンパニーを買収し、インターラクティブTV、ビデオ・オン・デマンド、インターネット・サービス等のニュー・サービスに乗りだしており、こうした企業には数兆バイト(テラバイト)の記憶容量を有するメディア・サーバーが不可欠となっている。EMCは配給業者がデジタル化された映画フィルムをネットワークを通じて高精細度映写機を備えたシアターに直接供給することを可能にするマルチ・テラバイト・メディア・サーバーのラインを有する。市場調査によればアジア人のTV視聴時間は米国人のそれを上回っており、テレコミュニケーション企業がペイ・パー・ビュー市場に進出する大きな潜在性が存在する。1990年に設立されたEMCは目下世界のメインフレーム記憶装置市場の30%のシェアを握っていると言う。(BT:1/15)
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