【ニューデリー】経済活動が今年1年を通じて好調に推移するとの業界の楽観を反映し、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)のビジネス自信指数(BCI:Business Confidence Index)は2017年1-3月期四半期に過去最高をマークした。
CIIは、「2017年スタート早々生じたビジネスの好転は、政府の改革政策が企業の主要な投資機会を今後解き放つであろうと言う期待を裏付けている」と指摘している。それによると、同期の指数の急上昇は、期待指数(Expectations Index)の顕著な改善に帰することができる。CIIはさらに、「現状指標(Current Situation Index)も僅かながら改善、強気なビジネス見通しが反映されており、企業は、それぞれが属する業界の将来に期待を高めている」とコメントしている。 ○製造業況、1-3月期に僅かに下降:インド商工会議所連盟
【ニューデリー】インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が行った産業調査はインドの製造業が2017年1-3月期に多少下降したことを示している。
FICCIの同調査報告は、最低賃金および原材料費の上昇に伴うコスト増が製造業況に影響を及ぼしたようだと指摘している。このFICCIの最新四半期調査は、自動車、資本財、セメントおよびセラミックス、化学薬品、電気および電子、食品、皮革および履物、工作機械、金属および金属製品、紙製品、織物および産業用繊維(Technical Textiles)から成る主要12業種の第4四半期(2017年1-3月期)の製造業者の業況見通しを精査している。 ○インドの所得格差はBRICS中最悪:IMF