【ニューデリー】ナレンドラ・モディ首相は3月12日、ウッタルプラデシュ州とウタラーカンド州の州議会選挙における大勝を、2019年の総選挙、そして2022年の独立75周年に向けた勝利の大行進に転換する新たなスローガン『新インド』を高らかに宣言した。
Achche Din(Good day:BJPの2014年総選挙スローガン)からAntyodaya(uplifting of the weakest section of the society:全国民主連盟政権が2000年12月に導入した貧困家庭食料補助スキーム)やGarib Kalyan(welfare of the poor:モディ政権が2016年12月に導入した貧困者福祉制度)に、政治用語が変遷するのにつれ、貧者の社会的地位は向上して来たが、モディ首相の発案になるBJPの『新インド(New India)』スローガンも、貧者やその政治用語上の変遷を存分に反映している。
モディ首相は、そのメッセージを通じ、最近の一連の州議会選挙戦勝利の祝賀行事を一変させ、実質的に2019年総選挙に照準を合わせたBJPの選挙キャンペーンのスタートを宣言した。
BJPは、時を移さずゴアとマニプールにおける新政権の立ち上げに着手した。今回の選挙は、現政権を倒壊させた。
○UP州議会当選者の8割は百万長者
【ニューデリー】最近のウッタルプラデシュ州における州議会選挙では、インド人民党(BJP)が403議席中312議席を獲得し圧勝したが、選挙の番犬を務める民主改革協会(ADR:Association for Democratic Reforms)の調査結果によると、同州議会当選者の80%はクロレパティ(crorepati:年収1000万ルピー以上のインド人)で占められた。
州議会議員資産番付の筆頭は、ムバラクプール区選出大衆社会党(BSP:Bahujan Samaj Party)議員シャー・アラム・ウルフ・グドゥド・ジャマリ氏の11億8000万ルピー、以下チルパール区選出ヴィニヤシャンカー議員の6億7000万ルピー、そしてBJP議員ラニ・パクシャリカ・シン氏の5億8000万ルピー以上と続く。
前回の選挙では271人、全体の67%がクロレパティだったが、今回は13%ポイントもジャンプした。
BJP議員に限っては79%がクロレパティだが、他党の比率は何れもこれを上回っており、社会党(SP:Samajwadi Party)は85%、BSPは95%、国民会議派は91%となっている。
【ニュースソース】
Modi sees ‘New India’ for the poor
80% of new U.P. MLAs are crorepatis
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