SEAnews 2017-04-03 ArtNo.45953

【ワシントン】ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は3月25日、インド人民党(BJP)がウッタルプラデシュ州の州議会選挙に勝利したことに関して、ドナルド・トランプ大統領が、ナレンドラ・モデー首相を祝福したと語った。
　トランプ氏は月曜遅くにモディ氏に電話し、ウッタルプラデシュ州、ウタラーカンド州、ゴア州、ハリヤナ州における州議会選挙勝利を祝福した。明らかになったばかりのこれら諸州における選挙結果は、インドの政治舞台におけるモディ政権の抜群の優位性を再確認するものになった。
　これはトランプ氏が2016年11月8日に選挙に勝利して以来3度目の両首脳の電話会談で、スパイサー報道官によると、両者の対話の詳細は追って発表されると言う。
　モディ氏は米国大統領選挙直後の昨年11月と大統領就任後の2017年1月20日に、電話でトランプ氏に祝意を伝えており、両首脳は相互にそれぞれの国への訪問を招請した。
○扇動的ヒンドゥー聖職者の首席大臣就任で宗教的少数者受難：ＮＹタイムズ

【ニューヨーク】米国の指導的日刊紙は3月23日の社説で、『ナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党(BJP)がヒンドゥー教の扇動的聖職者ヨギ・アディタナス氏をウッタルプラデシュ州首席大臣に指名したことは、宗教的少数者にとって耐え難い人事(shocking rebuke)』と報じた。
　ニューヨーク・タイムズは『モディの冒険的ヒンドゥー至上主義者登用』と題する極めて批判的内容の社説の中で、「彼は2014年に選ばれて以来、開発や経済成長と言った世俗主義的ゴールを推進する際には、党のヒンドゥー教ハードラインとしての本質を宥める注意深い姿勢を保ってきた」述べている。彼がヒンドゥー至上主義者に同調するのではないかと言う懸念が存在したものの、モディは国内のイスラム教少数派に対する暴力行為を公然と認めることは避けて来た。しかし、インド最大のウッタルプラデシュ州における最近の選挙で圧勝したことに励まされた彼は、その本性を垣間見せ、BJPは、ヒンドゥー教の扇動的聖職者ヨギ・アディタナスを同州の首席大臣に指名したと同社説は述べている。ニューデリーの首相府は今のところ、同社説にコメントしていない。
【ニュースソース】

Donald Trump congratulates Narendra Modi for U.P. elections win

Trump congratulates Modi on poll victory

Firebrand Hindu cleric as CM shocking rebuke to minorities: NYT

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