【カラグプル】グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営者(CEO)は木曜(05-01-17)、「インドのエントリーレベルのスマート・フォーン価格は、国民のインターネットやデジタル・サービスへのアクセスを改善するため、30米ドル前後まで下降する必要がある」と指摘した。
現在、エントリー・レベル・スマホ価格は4000~5000ルピー。この日、インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)カラグプル校で講演したピチャイ氏は、この他、インドにおけるローカル言語サポートやコネクティビティーの改善の必要性を指摘した。
チェンナイ出身のCEOは「インドのデジタル・エコノミーは、その持つ潜在性を発揮し、地元インターネット企業の競争力を高める責任がある」と語った。そして次代のグローバル・ソフトウェア企業は今後5~10年後にインドから出現すると見通した。
しばしば受業をサボったIITカラグプル校工学部に学んだ時代を想起したグーグルCEOは、今日IITの学生がインド経営管理学院(IIM:Indian Institute of Management)への進学を目指していることに驚きを表明するとともに、リアル・ワールドの体験を積む重要性を指摘した。
水曜にエコノミック・タイムズ紙のスラビ・アガワル/TVマハリンガム両記者のインタビューに応じたピチャイ氏は、インドにおける変革のペース、世界的保守主義台頭の影響、グーグルにとってのインドの重要性について語るとともに、今後、インドで開発されたより多くのグローバル製品を目にすることになると述べた。
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