【ニューデリー】インド食料公社(FCI:Food Corporation of India)と傘下の州政府代行部門の米の買い上げに対するデモナタイゼーション(demonetisation:旧紙幣廃止)の影響は今のところ見られない。
2016-17会計年度マーケッティング・シーズンが10月1日に正式にスタートした米換算の水田からの買い上げは、水曜(1月4日)までに2200万トンを超え、前年同期の買い上げ高を17%上回った。
パンジャブ州、ハリヤナ州、チャッティースガル州等の今シーズンの買い上げがすでに完了した州は、これらの州の代理機関の買い上げ量は何れも前年を上回ったと報告している。これは主に、順調な雨期や、農家の銀行口座への最低支援価格(MSP:minmum support prices)の直接振り込み措置の効果によるものと見られる。 ○デモナタイゼーションに伴う危機は一過性ではない