1996-01-15 ArtNo.4588
◆<星>横河電機、S$5千万投じASEAN業務拡充
【シンガポール】自動化機器製造のヨコガワ・エレクトリック・アジア(YAS)は向こう5年間に5000万Sドルを投じ、ASEAN域内における製造及び研究開発(R&D)能力を強化する。
横河電機の加倉井専務が12日記者会見し語ったところによれば、シンガポールに営業本部(OHQ)を設けるための事業化調査も既に完了している。昨年の同社のASEAN域内売上は2億5000万Sドルで、内シンガポールにおける売上が1億9000万Sドルを占めた。同社は今世紀末までに域内売上を5億Sドルに倍増させることを目指している。横河電機は石油・ガス/薬品/食品/繊維業界で広く使用されている同社の中核制御機器、センタムCSの製造業務を日本からシンガポールに移転中だ。
同社はこの他、ASEAN域内業務の拡張のため向こう5年間に以下の諸施策を実行する。1)ベドック工場におけるセンタムCSシステムの製造施設拡張に800万Sドルを投資する。2)バタム島におけるメーター部品製造工場建設に350万Sドルを投資、やはりバタム島における発信機製造工場の建設に700万Sドルを投資する。3)シンガポールにおけるセンタムのR&D事業に1800万Sドルを投資する。横河電機は同R&D事業に対する国家科学技術局(NSTB)の補助を申請している。このほかマニラにおけるソフトウェアー会社の設立やフィリピンにおけるセールス・エンジニアリング・オフィスの開設も計画されている。(ST,BT:1/13)
|