【ニューデリー】インド情報技術(IT)業界の代表組織『ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)』は3年前、コワーキングスペースやプラグ・アンド・プレイ・オフィスがインドのスタートアップのエコシステムにおける流行語になる以前に、最初のその種のセンターをスタートアップ・ウェアハウスとともに、カルナタカ州バンガロールに開設した。
10年内に成長するスタートアップ企業1万社を育成することを目指した『10K』プログラムの成功に伴い、起業家と投資家がリンクされ、協力しあうマイクロ・エコシステムを構築する計画は、顕著な進捗を見た。
Nasscomの『10K』プログラムを担当するラジャット・タンドン副会頭は、「このプログラム自体がスタートアップとして3年前に開始されたが、参加者の増加に伴い徐々に成長のペースが速まった」と語る。スタートアップ企業がこのプログラムから如何に恩恵を受けられるかに照準を合わせ、このイニシアチブに対する認知度を高めることに総力をあげ、ファンディング・アクセラレーション・メントーリング&エンタープライズ(FAME:Funding, Acceleration, Mentoring and Enterprise)戦略の下、合計650催しを行った。タンドン氏は、「このシステムにより、我々は、我々と契約したスタートアップ企業が、FAMEの下、資金供与を受け、成長を加速され、助言を受け、企業にとって必要な絆すべてが保証されることを望んでいる」と付言した。
○シャオミ、クラウド・ファンディング・プラットフォーム開設準備
【ニューデリー】中国のスマートフォーン・メーカー・シャオミ(小米科技)は、独自のエコシステムを構築する準備を進めており、ローカル・スタートアップ企業が家電製品等の開発に必要な資金を調達することが可能なクラウド・ファンディング・プラットフォームをインドに紹介ることを検討している。
シャオミのヒューゴ・バラ副社長は、インド市場に初めて投入する同社家電製品『小米空気清浄器(Mi Air Purifier)2』の発表会の席上、「我々はクラウド・ファンディング・プログラムを紹介する用意があるが、インド市場に投入する前にある種の修正を加える必要がある」と語った。
○IT産業の成長鈍化で中堅企業の打撃最大
【ニューデリー】インドIT企業トップ3社-タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)、コグニザント、インフォシス-が第2四半期と通年の業績に関する警報を鳴らしたことから、アナリストらは、中堅プレーヤーの状況は一層深刻と見ている。
大部分の主要中堅企業、例えばL&Tインフォテック、ヘクサウェア、マインドツリーやMphasiS等は、大手と似通ったビジネス・モデルを採用しており、顧客層も大なり小なり共通している。そこで、大手3社の警報は、これら中堅企業の前途にも陰影を与えている。指導的証券会社のアナリストは、「銀行/金融サービス/保険(BFSI:banking, financial services and insurance)部門に露出度が大きく、大手IT企業と類似のビジネス・モデルを踏襲するこれらの企業、例えば、L&Tインフォテック、ヘクサウェア、マインドツリー等は、今後下方圧力を受けるだろう。何か異なる特徴や製品を持たない限り、ミッドキャップのビジネスは急減するだろう」と指摘した。
【ニュースソース】
How Nasscom 10K program has been empowering India's growing startup ecosystem
Xiaomi to bring crowdfunding platform to India
IT sector slowdown to hit mid-caps worst
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