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2016-10-09 ArtNo.45857
◆ダリット・ガンジーアン運動の夜明け
 【アーメダバード】グジャラート州ダリット(不可触賎民)の『ガンジーアン(Gandhian)非協力運動』と彼らとイスラム教徒との提携は、右派を震撼させており、後者の牛保護自警団(Gau Rakshaks)は、面目失墜の脅威にさらされている。 今年7月にGIRソームナート県ウーナ郡で発足し、目下グジャラート州の他の地域に拡散しつつある指導者のいないダリットの非協力運動は、過去65年のガンジーアンによる大部分の運動に類似している。 ウーナ近郊で死んだ牛の皮を剥いだ7人の若者が鞭打ちの刑に処せられたことから、30近いグループに所属するダリットが、カースト制度の下、過去数千年にわたり彼らに割り当てられて来た家畜の内臓除去と皮剥の作業をボイコットした。その後、8月16日にはSamterで、同20日にはBhavraで、そして同24日にはRajkotで、相次いで罷業者に対する襲撃事件が報じられた。ダリットは無抵抗でこれに応じ、今のところ反抗した事例は1件も報じられていない。ダリットは如何なる法も犯しておらず、州政府はこの種の抵抗に面食らっている。州政府はダリットに職場復帰を求めているが、後者は断固これを拒否している。成熟したダリット・ムーブメントが今粛々として進められている。 ○カルナタカ州首席秘書官人事巡りカースト・ウォー？  【ニューデリー】カルナタカ州政府首席秘書官(Chief secretary)人事がカースト・ウォーの観を呈している。国民会議派のラフール・ガンディー副総裁は、側近の提言に従いダリット出身のラトナプラバ女史を押しているが、同州のシッダラマイアー首席大臣はスバース・チャンドラ・クンティア氏を強く押している。クンティア氏は、カルナタカ州が中央政府に派遣した幹部候補生で、総理府は最近同氏の帰任を承認している。 シッダラマイアー首席大臣は、クンティア氏の人的資源開発省の職務解除を求める書簡を中央政府にすでに送付している。クンティア氏は目下、同省教育部長を務めている。 消息筋によると、ラフール・ガンディー副総裁は、同州首席秘書官にダリット出身者を当てることを望んでおり、ラトナプラバ女史を指名することは、国民会議派幹部のマリカルジュン・カルゲ氏およびガンディー副総裁顧問を務めるＫ.ラジュ氏も支持している。ラジュ氏とラトナプラバ女史は、後者がアンドラプラデシュ州政府に勤務していた時代からの知り合いと言う。 ○インド系が世界最大のディアスポラに  【ニューデリー】最近の国連の発表によれば、インド国外に居住するインド系住民は1600万人以上にのぼり、インドは最大ディアスポラ人口を擁する国家になった。 この非居住インド人(NRI:Non Resident Indian)のプールは、インドの総人口の1％を若干上回るに過ぎないが、インドの成長にとって極めて重要な歯車になっている。 ディアスポラはどのようにインドに寄与しているかと言えば、最大の貢献は海外からの送金だ。世銀が4月に発表した報告書によると、インドは世界最大の海外送金受益国で、2015年には690億米ドルに達したものと見積もられる。これはインドの国内総生産(GDP)の3.4％に相当する。総人口のわずか1％を占めるに過ぎないディアスポラがGDPへの貢献がその3倍以上と言うのは驚異的と言える。 【ニュースソース】 The death of a cow, the birth of a movement Backward vs dalit war over new Karnataka chief secretary Our diaspora has a lot to offer ○世界は一つ： The aim of SEAnews ◆『Ad-SEAnews広告勧誘員』募集ご意見／配信停止SEAnews MessengerSEAnewsFacebookSEAnewsGoogleSEAnews eBookstoreSEAnews eBookstore(GoogleJ)SEAnews world circulation |
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