1996-01-15 ArtNo.4585
◆<星>モービル、S$15億エチレン分解装置建設計画
【シンガポール】モービル・オイル・シンガポールは15億Sドル余を投じシンガポール第3のエチレン分解装置を建設する可能性を研究している。
モービルのジェリー・コーレンバーガー重役(GM)が12日語ったところによれば、同社は15億Sドルと見積もられるエチレン分解装置の事業化調査を共同で進めるため経済開発局(EDB)及びジュロン・タウン公社(JTC)と覚書を交換した。同調査には12~15カ月を要する。エチレン分解装置は数十億ドルの石油化学コンプレックスの中核となるもので、プロジェクトは当面モービルとEDBの合弁事業として進められるが、下流部門の化学企業にも参加が求められるる。EDBは最大25%を出資、リスクの一部を負担する。EDBはクラスター・デベロプメント・ファンドから同資金を拠出する計画だ。同分解装置はナフサを原料に年間エチレンを80万トン、プロピレンを30万トン製造する能力を備える。もし同プロジェクトの実行が決まれば、60億Sドルのジュロン島埋立造成計画も加速されることになるという。(ST,BT,LZ:1/13)
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