SEAnews 1996-01-13 ArtNo.4580

【クアラルンプル】クアラルンプル証券取引所(KLSE)に外国銘柄専門ボードを設けることは、マレーシアの経常収支の赤字を軽減する一つの方策にもなる。
ＫＬＳＥのニク・モハマド会頭は11日に催された“国際収支の赤字軽減：挑戦と対応”と題する経済フォーラムの席上、以上の構想を語った。それによると、こうすれば投資家のファンドを国内に維持することができ、同構想を実現するためのポリシーが立案されるよう望まれる。昨年の資本市場における外国投資は下降したものの、3510億Ｍドルの総投資額の依然として30％のレベルを維持した。しかしながら1100億Ｍドルの外国投資の中にはマレーシア投資家が外国ファンド・マネージャーを通じて行った投資も含まれている可能性が有る。いずれにしても最近の資本市場及びファンド・マネージャー産業に対する規制緩和で、同市場は今後一層活況を呈するものと期待されると言う。(NST,MBT:1/12)