【ニューデリー/ソウル】『原子力供給国グループ(NSG:Nuclear Suppliers Group)』は6月24日、『核兵器不拡散条約(NPT:Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons)』を批准しない限り加盟は認められないとして、インドのNSG加盟申請を棄却、ナレンドラ・モディ政権は外交的敗北を喫した。
ニューデリーは、中国を名指しで、インドの行く手に執拗にハードルを設け、モディ首相とその政府に政治的屈辱を与えたと非難した。
しかし、中国は「中国はインドのNSG加盟に反対などしなかった。会議ではNTP未承認国の一般的問題が話し合われたに過ぎない」と指摘した。ソウルにおけるNSG会議を取材した国際メディアとの会談の席上、中国の主席交渉官を務めた中国外務省軍備管理局の王群局長は「NPTの批准は明らかにNSG加盟の一手続きだ。NSG加盟には5つの要件があり、最も有名なのがNPTの批准で、これは必須である。このルールは中国が決めた訳ではなく、NSGが設定し、国際社会により確認されたものだ」と語った。 ○年末までにインドのNSG加盟に道筋:米国