SEAnews 2016-07-03 ArtNo.45785

【北京】アルン・ジェートリー蔵相は6月25日、「インド投資の上限は青天井で、経済成長は持続可能である。何故ならゴールまでにはなお相当の距離があるからだ」と語った。
　当地を5日間の日程で訪問したジェートリー蔵相は、中国中央電視台(CCTV)のインタビューに応じ「インドの成長は持続可能である。インド全体を成長によりカバーするには、なお相当の距離があるからだ」と述べた。この点からすれば、インフラストラクチャー、都市開発、住宅、電力、水利、社会インフラ等の領域に投資する潜在性は極めて大きい。今日、我々にとっては、大空が上限だ。つまり我々が必要としている投資の規模は、そのたぐいのものだ。だから様々な経済活動がそのために必要とされる。目下のところは財政投融資が牽引役を務めている。万事順調に進むと信じている。なぜなら景気は上向いており、民間部門もこうした傾向を助長するだろう。
○中国の対印投資9.56億米ドル、FDI順位10ランク・アップ

【ニューデリー】中国は、ナレンドラ・モディ政権発足後最初の2年間に、自動車、冶金、電機、電力等の領域に9億5600万米ドルを投資、同国のインドにおける外国直接投資(FDI)順位は、10ランク・ジャンプした。
　中国の2000年4月から2016年3月までの国・地域別累積投資額順位は、目下のところ18位。とは言え、過去2年間について見ると、トップ10に迫る勢いを見せている。2014年以降について見ると、中国は、香港、イタリア、ケイマン諸島、韓国を凌駕している。とは言え2000年4月から2016年3月までの累積投資額では、依然としてこれらの国・地域に及ばない。
　信用格付け会社CrisilのDKジョシ主任エコノミストは、「インド経済の最近の好調が牽引効果を果たしている。中国はこのところＥコマースやテレコム等の新領域、そして製造業にも投資している」と語る。
　習近平国家主席が2014年9月に訪印した際、中国は今後5年間に200億米ドル以上をインドに投資すると約束した。
　ケア・レーティングス社のマダン・サブナビス主任エコノミストは、「中国はインフラ領域や他の市場への過剰投資で成長の鈍化を見ている。現在のシナリオの下で、インドは彼らに良好な機会を提供している」と語った。パッとしない世界経済の中で、2015－16年度に7.6％のGDP成長を実現したインドは明るいスポットに見える。
【ニュースソース】

Sky is the limit for investments in India: Jaitley

China leaps 10 spots with $956 million FDI in India

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