【チェンナイ】インド宇宙研究機構(ISRO:Indian Space Research Organisation)ヴィクラム・サラバイ宇宙センターのK.シヴァン所長は、「『再使用型ロケット技術実証機(RLV-TD:Reusable Launch Vehicle Technology Demonstrator)』の次のテストは、それが宇宙から帰還した時に滑走路に着陸することに他ならない」と語った。
ISROは5月23日、独自開発した翼付き宇宙船の試験を成功させた。シヴァン所長がこのほど記者会見したところによると、同宇宙船が完成した際には、人工衛星を何度も軌道に載せることができるようになる。これまでロケットは使い捨てで、人工衛星を打ち上げるごとに消耗していたと言う。 ○インダス文明の歴史は5500年ではなく8000年
【コルカタ】インド工科大学カラグプル校(IIT-Kgp:Indian Institute of Technology-Kharagpur)とインド考古調査局(ASI:Archaeological Survey of India)の科学者はインダス文明(Indus Valley Civilization)の起源が、これまで信じられていた5500年前ではなく少なくとも8000年前に、したがって紀元前7000年~紀元前3000年のエジプト文明や紀元前6500年~紀元前3100年のメソポタミア文明以前遡る証拠を発見した。
5月25日付けネイチャー誌に掲載されたこの発見は、世界的に所謂『文明の揺りかご』の時期に関する再考証を強いるものと見られる。科学者らは、この文明が約3000年前に消滅した原因は気候変動ではないかと見ている。
IIT-Kgp地質学・地球物理学部のアニンディア・サルカール部長は、「我々は恐らくインダス文明最古の陶器を発見した」と語った。それによると、光刺激蛍光線量計(OSL:optically stimulated luminescence)技術を用いて陶片の年代を調べたところ、ハラッパ文明成熟期(Mature Harappan time)のほぼ6000年前のプレ・ハラパン・ハクラ期に属し、8000年以上昔のものと測定されたと言う。
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