1996-01-13 ArtNo.4577
◆<馬>EPM、建設ブームでクラディング事業の高成長期待
【ラワン】ブリティッシュ・スチールPlcグループ・オブ・カンパニーズが80%出資するスラゴール州ラワン拠点のルーフ/ウォール・クラディング専門会社ヨーロピアン・プロファイルズ・マレーシアSdn Bhd(EPM)はアジア太平洋地域の経済ブームに乗じて、積極的な事業の拡張を図っている。
クー・ブーセン重役(MD)によると、同社はコンポジット・フロアー・デッキング(CFD)を増産するため、操業開始以来13カ月目の昨年11月にスチール・ロール・フォーミング・ラインを増設した。これはクアラルンプル・シティー・センター小売ポディウムに対する16万平米のCFD納入契約を獲得したためで、同契約はマレーシアにおけるCFD納入契約としてはこれまで最大の規模と見られる。現在の月間製造能力は8万平米で、今年末までにKLCCへの納入は完了する。EPMは優れた耐熱/防音効果を有する工場用デザイン/エンジニアリングのパッケージ・サービスを提供している。親会社は過去数年間にマレーシア及びASEAN域内の発電所に25パッケージを提供しており、最近はスラゴール州カパルとトレンガヌ州パカの発電所に合計2万5000平米のCFDを納入する契約も獲得した。東南アジア市場の開拓では英国企業トラファルガル・ハウス子会社のリチャード・リーズ・スチール・デッキングLtdと対等出資のリチャード・リーズ・スチール・デッキング(アジア)Sdn Bhdを設立、新会社を通じて販促を行っている。ラワン工場への累積投資は土地代を除き500万Mドルで、今年は更に100万Mドルの設備投資を予定していると言う。(STAR:1/12)
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