【ムンバイ】金融機関の不良資産買収を手がける老舗、アセット・リコンストラクション・カンパニー・インディア・リミテッド(ARCIL)は、このほど、膨大な銀行不良資産を買収するため、外国投資家を物色していることを明らかにした。
ARCILのビニャーヤク・バウグナ重役(CEO兼MD)によると、同社は、銀行不良資産を買収するため、未公開株投資会社を含む外国投資家に株式の一部を売却するか、合弁会社を設立する可能性を検討している。銀行界は、インド準備銀行(RBI:Reserve Bank of India)が定めた2017年3月の最終期限までにその帳簿を清算するため、不良資産の売却に拍車をかけている。そのための資金は海外から来るものと見られ、国内ではとうてい賄い切れない。今日、国内銀行は、財務能力を喪失しており、非銀行金融会社(NBFC:non-banking finance company)はすでにこの種の資金を導入していると言う。 ○インド、縁故資本主義指数世界第9位