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India Front Line Report
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2016-05-17 ArtNo.45731
◆インド核外交転換の時




【ロンドン】インドが、手強い核交渉者と言うイメージを払拭し、よりプラグマティックな外交政策に転換すべき時が来ている。
 先月ワシントンで催された最終回の核セキュリティ・サミットは、自らを責任あるグローバル・プレーヤーとして位置づけるインドの試みの新たな成功例になったかに見えた。しかしオバマ大統領の総括記者会見における台本にないコメントにより状況は一変した。-略-
 これは、おなじみのテーマで、今後催される原子力管理のトップ会談においても再発することが予想される。-略-
 短期的に、インドはその手強い核交渉者と言うイメージを払拭すべき時が来ている。核兵器不拡散条約(NPT:Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons)や包括的核実験禁止条約(CTBT:Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty)の批准を拒んだ点等に鑑みて、歴史的にインドの核交渉は常に容易ではなく、決して常に同調者を得ることはできなかった。
 ある者は、インドの核外交政策は到底承伏できないしろものと評するだろうが、2016年のインドは、政治的にも、経済的にも、そして戦略的にも、必要な場合には譲歩する十分なゆとりがある。そこで、ニューデリーは今や、積極的交渉相手に変身する時が来ている。さあ話し合いだ。
○インド、近く原子力供給国グループ・メンバーに:US




【ワシントン】中国とパキスタンが協力して、インドの原子力供給国グループ(NSG:Nuclear Suppliers Group)加入阻止を図る中、米国は、インドが『ミサイル技術管理レジーム(MTCR:Missile Technology Control Regime)の要件を満たしており、間もなくこの高級クラブ入りを果たすとの見通しを示した。
 米国国務省のジョン・カービー報道官は5月13日、「オバマ大統領が2015年にインドを訪問した際の談話を思い出して欲しい。大統領は、インドがMTCRの要件を満たしており、NSGへの加盟が可能と言う米国の判断を再確認したではないか」と語った。カービー報道官は、中国とパキスタンが共同でインドのNSG加盟阻止を図っているとの報道に関する質問に対して、以上のコメントを行った。
 一方、中国は5月14日、インドのNSG加盟に反対するその立場を弁護し、「NSG加盟45カ国中の一部のメンバーが、核不拡散協定(NPT:Nuclear Non-Proliferation Treaty)への署名がNSG加盟の重要条件になると言う立場に反対している」とのステートメントを発表した。
○米露印が中国の核軍備近代化を促進:ペンタゴン




【ワシントン】「米国、ロシア、そしてインドが保持する防衛能力が、中国が核軍備の近代化を推進し、その戦略的攻撃能力(strategic strike capabilities)を補強する要因になっている。」
 米国国防省は5月13日、中国の核軍備に関する国会下院に対する報告書の中で、「中国は、戦場に展開する多数の単位の管理を改善するために、その核部隊に対して『制御(control)』と『通信能力(communications capabilities)』と言う新たな指針を提起している」と述べている。
 それによると、中国の多弾頭独立目標再突入体(MIRV:Multiple Independently Targeted Re-entry Vehicles)を含む各種弾頭を備えた新世代の移動式ミサイルやペネイド(penetration aids:敵の防衛を突破するための技法や装置)は、第一に米国における不断の技術的進歩と、二義的にはロシアにおけるISR(情報・監視・偵察)や精密打撃兵器、ミサイル迎撃能力に対抗して、戦略的抑止力を維持することを目指している。同様にインドの核軍備も中国の核軍備近代化のもう一つの要因になっていると言う。
【ニュースソース】

India’s nuclear diplomacy must change

U.S. overrides objections of Pakistan and China, says India ready for NSG membership

India is ready for NSG membership: US

US,Russia,India driving China's nuclear modernisation:Pentagon

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