SEAnews 2015-12-25 ArtNo.45614

【ニューデリー】アルン・ジェートリー蔵相は１２月１４日、与野党デタントの期待の高まりの中でスタートした冬期国会が決裂の危機に瀕していると語った。これにより『２０１４年商品サービス税法案(Goods and Services Tax Bill)』が国会を通過する可能性は大幅に後退した。
　ジェートリー蔵相は、政府側国会指導者と国民会議派院内指導者の会談決裂直後にブログに以上の投稿を行い、「先の会期は機能しなかったが、今会期も決裂の危機に瀕している。決裂の原因は様々存在し、時々刻々変化している」と語った。
　ジェートリー蔵相は、退場する国民会議派に対し、GSTは９％の国内総生産（GDP)成長率を実現する機会を提供すると呼びかけた。
　冬期国会の会期が６日を余すのみとなる中、野党の審議のボイコットが続き、政府側にも国民会議派にも、再会談して現状を打開する熱意が見られないことから、GST法案が国会を通過する可能性は遠のいた。

○１１月の輸出２４％減少、連続１２ヶ月下降

【ニューデリー】インドの今年１１月の商品輸出は、海外の低調な市場環境や一次産品価格の落ち込みが引き続き対外貿易に影響を及ぼしたことから、前年同月比２４．４％ダウン、１２ヶ月連続の下降を見た。
　商工省が１２月１５日発表した統計データによれば、１１月の輸出総額は前年同月の２６４億８０００万米ドルから２００億１０００万米ドルに縮小した。
　１１月の輸入も前年同月の４２７億２０００万米ドルから２９７億９０００万米ドルに３０．２６％ダウン、２０１４年１２月以来の下降局面を維持した。
　しかし、２０１５年４－１１月の貿易赤字は前年同期の１０２５億米ドルから８７５億４０００万米ドルに縮小した。

○１０月のサービス輸出前月比０．２％増加

【ニューデリー】インド準備銀行(RBI:Reserve Bank of India)が発表したインドの月間サービス貿易暫定統計数字によると、インドの２０１５年１０月のサービス輸出収入は１３３億米ドルと、前月比０．２％の微増を記録した。
　１０月のサービス輸出額は、２０１５年４－９月期の平均輸出額に比べても２．７％増加している。
　一方、２０１５年１０月のサービス輸入額は７０億米ドルと前月比６％の大幅な減少を見、過去５ヶ月来の最低を記録した。
　この結果、２０１５年のサービス貿易黒字は前月の５９億米ドルから６３億米ドル拡大した。２０１５年４－９月期の月間サービス黒字は平均５７億米ドルだった。
　商工省が１２月１５日発表した統計データによれば、１０月のサービス輸出は、前年同月比ではほぼ１０％増加、前月９月の増加率３％から加速した。また１０月のサービス輸入は、７０億１０００万米ドルと前年同月比１８％増加した。

【ニュースソース】

Hopes recede for GST Bill passage

With GST, India can grow at 9%: Jaitley

Fading hope for GST as govt, Cong make no efforts for next meeting

Exports fall for 12th straight month, down 24% in Nov

Exports fall 24% in November

Exports fall for 12th straight month

Receipts from service exports rise marginally in October 2015

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