SEAnews 2015-12-25 ArtNo.45605

【ニューデリー】インドは１２月１６日、国連が採決するなら国連の旗の下にイラク・シリア・イスラム国(ISIS)テロ組織掃討作戦に参加する用意があると表明した。
　米国のアシュトン・カーター国防長官とのワシントンにおける重要会談を終えて帰国したマノハル・パリカル国防相はまた、インドはISISに関する情報を共有しており、今後この種の情報交換は一層強化されると語った。

○米国はパキスタン出自のテロリストを懸念：印国防相

【ニューデリー】マノハル・パリカル国防相は１２月１６日、「米国はパキスタンを拠点にするテロの脅威に懸念を表明した」と語った。
　インドがパキスタン出自のテロの脅威を提起したことに対する米国の反応について記者から質問されたパリカル国防相は「米国の反応は良好で、懸念が表明された」と語った。パリカル国防相は、バングラデシュの分離独立を招いた１９７１年印パ戦争におけるインドの勝利を記念するインド凱旋門(India Gate on Vijay Diwas)に設けられた不滅の灯台(Amar Jawan Jyoti)に花輪を供えた後、記者会見し、以上の消息を語った。同相は先週訪米し、アシュトン・カーター国防長官と会見した。

○警察、ISとのリンク容疑で国営石油石油会社IOC職員を逮捕

【ジャイプール】国営石油会社Indian Oil Corporation (IOC)の上級職員が１２月１５日、テロ組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)と関係を有した廉で逮捕された。警察官が以上の消息を語った。
　ラジャスタン州警察の特別作戦グループ(SOG:Special Operation Group)と反テロ作戦部隊(ATS:Anti Terrorist Squad)は、IOCのモハマド・シラズディン営業課長を当地で逮捕した。ラジャスタン州警察のアロク・トリパシ局長補(ATS/SOG担当)が語ったところによると、カルナタカ州グルバルガ県出身のシラズディンは国際テロ組織ISISの活動に関与し、職務上の情報を提供、非合法組織メンバーの募集を助けた廉で、非合法活動防止法(UAPA:Unlawful Activities Prevention Act)に基づき逮捕された。被疑者は、ムスリム青年をISISの活動に参加させるための宣伝・勧誘活動に積極的に関与していたと言う。

○サウジ率いる３４カ国軍事同盟関知せず：パキスタン

【イスラマバード】パキスタンは、サウジアラビアがテロ組織に対抗するムスリム３４カ国連合にイスラマバードの同意を得ずに同国を含めた後、中東政治力学の渦中に自国が立たされていることに初めて気づいた、複数のメディアは２０１５年１２月１６日、以上のように報じた。
　サウジアラビア政府は１５日、テロリズムに対抗する３４カ国連合を結成、統合作戦本部を同国の首都リヤドに設置したと発表、多くの国を驚かせた。
　英字日刊紙Dawnによると、パキスタン外務省のエーザーズ・チョードリー次官は、サウジアラビアが軍事連合の加盟国にパキスタンを含めていると言うニュースを読み驚いたと語った。それによると、チョードリー次官は、直ちにリヤド駐在大使にサウジアラビア政府に釈明を求めるよう指示した。パキスタン政府の別の高官も、軍事同盟にパキスタンを含めることに関して事前に何の相談も受けていないことを確認したと言う。

【ニュースソース】

India ready for operation against ISIS if UN adopts resolution: Manohar Parrikar

India ready for operation against ISIS if UN adopts resolution

US concerned over terrorism emanating from Pakistan: Manohar Parrikar

Indian Oil Corporation marketing manager arrested for ISIS links

Mohd Sirazudin used Telegram messaging app to spread ISIS propaganda: Police

Pak unaware of inclusion in Saudi led 34-nation military bloc

SEAnews eBookstore

SEAnews eBookstore(GoogleJ)

読者の声

ご意見／配信停止

SEAnewsFacebook

SEAnewsGoogle

SEAnews world circulation