SEAnews 2015-12-25 ArtNo.45599

【ニューデリー】最高裁は１２月１６日、ニューデリー市内の極度な大気汚染の悪化を抑制する一連の措置を発表するとともに、２０００ｃｃを超えるディーゼル・エンジンのスポーツ多目的車(SUV)および乗用車(car)のデリーと首都圏(NCR:National Capital Region)における登録を２０１６年３月３１日まで禁止した。
　当局の汚染抑制努力を促す主要な措置として、最高裁はデリー市の大気汚染を規制するための以下の７つの主要な決定を下した。
　1)デリーとNCRにおける２０００ｃｃを超えるエンジンのSUBとカーの登録を来年３月３１日まで禁止。
　2)デリー市内に進入する商用車に対するグリーン税の１００％引き上げ。
　3)デリー以外で登録された商用車のNH-8およびNH-1以外のゲート以外からの進入禁止。
　4)２００５年以前に登録された商用車のデリー市内乗り入れ禁止。
　5)CNG燃料車以外のタクシーのデリーおよびNCR運行禁止。
　6)デリーに乗り入れる２車軸軽商用車に１４００ルピー課税。
　7)デリーに乗り入れる３車軸、４車軸商用車に２６００ルピー課税。

○タクシー予約アプリOla、乗り入れ制限に伴い乗り合い方式導入

【ニューデリー】タクシー予約アプリOla社は、Uber社に続き、州政府が奇数か偶数かで車の進入を制限する制度を導入するのに伴う需要増大に応じるため、デリーと首都圏(NCR：National Capital Region)の乗客に対して乗り合い方式のオプションを提供する。
　Olaは、「同じルートを通行する市民は、火曜日から『Ola Share』を通じ同じコミュニティーのメンバーの車両に同乗することができる。如何なる時点でも１台を最大３人でシェアできるため、これによりタクシー料金を節約し、交通渋滞を軽減することができる」と述べている。向こう１ヶ月、『Ola Share』の利用者にはタクシー料金を５０％ディスカウントすると、同社は付言している。同スキームはバンガロールではすでに１０月に導入されていると言う。

【ニュースソース】

SC bars registration of high-end diesel vehicles in Delhi, NCR

Seven key decisions by Supreme Court to check Delhi's pollution

Apex Court slaps temporary ban on luxury diesel vehicle sales in Delhi

Ola launches ride-sharing to back Delhi's car mandate

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