1996-01-12 ArtNo.4555
◆<星>工業界の需要に応じS$6200万人材育成計画推進
【シンガポール】経済開発局(EDB)はウエハー/ディスク・メディア/集積回路(IC)/精密工学領域の人材需要に応じるために立案した6200万SドルのINTECH訓練計画の詳細を近く発表する。
EDB人材・能力開発部のリュー・スンティエン部長が10日、チャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリングのウッドランズ・ウエハー工場で催された報告会で語ったところによれば、INTECH計画下に実施される2つのプログラムはいずれも企業のスポンサーシップに基づくもので、内4600万Sドルが投じられるスペシャリスト・マンパワー・プログラム(SMP)では、向こう3年間に年間330人の学卒者と420人の高卒者に再訓練が施され、ウエハー・ファブ/ディスク・メディア/IC包装業界の需要に応じる。また1600万SドルのPE(プレシジョン・エンジニアリング)トレーニング・プログラムに対する業界の反応も良好で、これまでに55社が内外のトレーニー390人のスポンサーを引き受けた。
同プログラムでは向こう3年間に900人の人材が育成される。昨年はこの他、ICデザイン、モールド・デザイン、放送/制作に関わる専門人材訓練プログラムが実施された。昨年7月に導入されたモールド・デザイナー育成プログラムでは7社が14人のデザイナー訓練のスポンサーを引き受けている。また放送/制作領域では向こう3年間に820人の訓練が必要とされ、EDBは国内の大学高専と関係コースの増設や定員の拡大を協議している。
向こう3年間にはウエハー業界だけで1500人以上のエンジニアが必要とされる。国内の2大学では年間1500人のエンジニアが養成されるが、これらの者が全てエンジニアリング領域やウエハー産業に就業する訳ではなく、同期間にはどうしても海外人材のリクルートが必要になる。EDBは昨年企業や機関のためにリクルート団を15回海外に派遣したと言う。(BT,LZ,ST:1/11)
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