【グワハティ】アッサム州のタルン・ゴゴイ首席大臣は、州議会選挙が数ヶ月後に迫る中、全インド統一民主戦線(AIUDF:All India United Democratic Front)を含む他の政治勢力との統一戦線を再構築し、インド人民党(BJP)に対抗することを目指している。
インド共産党(CPI:Communist Party of India)/インド共産党マルクス主義派(CPI-M:Communist Party of India-Marxist)/AIUDF/ボドランド民族戦線(BPF:Bodoland People's Front)等が統一戦線を組む難しさを認めた上で、首席大臣は、単なる選挙戦術としてではなく、宗教的コミュナリズムを防止するための枠組みと見なすべきだと指摘した。
○ケララ州、インド東部地域武装集団の温床に
【コジコデ】毛沢東主義過激派リーダーとおぼしき人物に続き、11月3日には、ボドランド武装組織メンバーがコジコデ(カリカット)で逮捕されたことから、過激グループ各派が、ケララ州の300万人近い移民労働者に照準を合わせ組織の拡大を図っているのではないかとの懸念が高まっている。
アッサム州の非合法組織『ボドランド民族民主戦線(NDFB:National Democratic Front of Bodoland)ソングビジト派』の組織書記とされるリディオン・バスマタリ別名ディグマが火曜コジコデで、ケララ州警察治安部隊により逮捕された。ディグマ(34)は、アッサム州における遭遇戦後、10月にコジコデに潜入、アッサム州や他の東北諸州からの移民労働者ともにトラックから袋詰めのセメントを頭上に乗せて運び卸す仕事に携わっていたが、密告によりケララ州警察に逮捕され、アッサム州警察により本人であることが確認された。目下、非合法活動防止法(UAPA:Unlawful Activities Prevention Act)違反の嫌疑で取り調べを受けている。