【ロンドン】Tata Steel Long Products Europe business(TSLPE)は10月20日、「安い中国製品の輸入増加、英ポンドの値上がり、電力コストの上昇から、鋼板の製造を停止する方針を決めた」と発表した。
これにより、同部門の約1200人が職を失う見通しだ。TSLPEは今後、高付加価値市場に照準を合わせ、顧客のためにより強靱で軽量な製品を開発することに注力する。
TSLPEのBimlendra Jha会長兼取締役は同ステートメントの中で、「今回の方針決定は、グローバル市場の熾烈な競争の中で生き残るために、ビジネスに磨きをかける新たなステップである」と指摘した。