【ニューデリー】インドの経済政策立案作業に全国の州政府を巻き込むことを目指し、前身の『計画委員会(Planning Commission of India)』を再編し、新たに組織された『インド改造全国企画評議会(NITI Aayog:National Institution for Transforming India Aayog)』の執行委員会初会合が2月8日にニューデリーで催され、ナレンドラ・モディ首相は会議の席上、各州の首席大臣(Chief Ministers)および連邦直轄地知事(Lt. Governors)に、2015-16年度予算案、国家旗艦計画、およびインフラストラクチャー・プロジェクトに対する意見を求めた。
これに先立って6日に催されたNITI会議に招かれたエコノミストは、『メイク・イン・インディア』キャンペーンを通じて振興策が講じられている製造業部門以外に、インドのハイコストや、農業部門の低生産性に対するモディ首相の注意を喚起した。
昨年、計画委員会の委員を退いたエコノミスト、ソーマイトラ·チャウドゥリ氏によると、NITI Aayogは、計画の実行に責任を負う政府組織に格上げし、計画の実行に照準を合わせるべきだと言う。