1996-01-11 ArtNo.4542
◆<星>昨年、内外企業32社にS$7700万R&D補助
【シンガポール】国家科学技術局(NSTB)は昨年多国籍企業と地元企業合計32社に研究開発(R&D)費として7700万Sドルを補助したが、これらの企業は向こう5年間に別に3億7000万SドルをR&D活動に投資する。
NSTBが9日発表した年次報告書によれば、これらの企業の向こう5年間のR&D投資により新たに618人分の研究/エンジニアリング・ポストが創出される。1991年ナショナル・テクノロジー・プランは、R&D総支出を国内総生産(GDP)の2%にアップすること、民間部門のR&D総支出に占めるシェアを50%以上に引き上げること、労働人口1万人当たりのリサーチ・サイエンティスト及びエンジニアの数を40人に高めることの3点を目標に掲げているが、1993年時点でリサーチ・サイエンティストとエンジニアの総数は6629人と、1万人当たり40.5人達した。またほぼ10億SドルのR&D支出に対する民間部門の貢献も62%に達したが、R&D総支出のGDPに占める比率はなお1%にとどまっている。NSTBのR&D支出トップ15社のリストにはヒューレット・パッカード、モトローラ、松下等の多国籍企業に加え、アズテク・システムズ、クリエイティブ・テクノロジー、チャータード・セミコンダクター、シンガポール・テクノロジーズ等の地元企業も名を連ねていると言う。(BT:1/10)
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