1996-01-11 ArtNo.4541
◆<星>昨年の航空産業成長率1.6%、今年は成長加速も
【シンガポール】シンガポール航空産業の昨年の生産高は13億7000万Sドルと、1.6%の成長にとどまったが、今年は改善が見込まれている。
経済開発局(EDB)が9日発表したところによると、エンジン修理が生産高全体の45.1%、機体メンテナンスが31.8%、エビオニクス機器の修理や航空機部品の製造などが残りを占めた。同産業の昨年の投資約定額は1億8000万Sドルで、ボーイング・エビオニクス、ロックウェル・コリンズ・エビオニクス、アジアン・サーフィス・テクノロジーズ、ノルダム・シンガポールの各社が修理施設を新設した。ノルダム・シンガポールはロヤンにアジア初の航空機エンジン推力反転器の修理・オーバーホール施設を開設した。アジア太平洋地域の航空機修理市場は昨年の42億米ドルから、2005年には71億米ドルに拡大すると予測され、ノルダム・グループのC.ライアン社長はこうした明るい見通しを当地域進出の理由として指摘している。(ST,BT,LZ:1/10)
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