SEAnews 2014-09-26 ArtNo.45332

【ニューデリー】中国は18日向こう5年間にインドに200億米ドルを投資するとともに、インドの輸出業者による医薬品や加工食品等の付加価値製品の対中輸出に対する障壁を除去することを約束した。
　インドと中国はこの日13の協定に調印、ナレンドラ・モディ首相と習近平主席は両国の国境問題処理を加速することを確認した。
　習近平国家主席の訪印の2日目、世界人口の3分の1を占める両国はまた、目下のところ中国側の大幅な輸出超過になっている二国間貿易関係を強化する5カ年計画で合意した。
　今回の中国の対印投資約束は、日本の安倍晋三首相が、ナレンドラ・モディ首相の最近の訪日期間に向こう5年間にインドに350億米ドルを投資することを約束したのに踵を接するが如くなされた。
○日本、高速鉄道納入競争で中国に先行？
【ニューデリー】鉄道省筋によると、安全装置や信号システム領域における先進技術で、日本企業は中国企業を凌駕している。後者は、総コスト6300億ルピーのムンバイ／アーメダバード間高速鉄道計画の技術パートナー選考入札に積極的に応札したものと見られる。
　価格競争力はあるが、中国技術は好ましい選択肢ではない。鉄道省幹部によると、技術面の他、独立行政法人国際協力機構(JICA)が高速鉄道プロジェクトに資金援助を行うものと見られる。中国が将来の高速鉄道プロジェクトに対する融資を検討する可能性はあるが、ムンバイ／アーメダバード高速鉄道計画の融資に関して中国の公式の動きは見られない。
○不人気な道路建設、中国／マレーシア企業に支援要請も
【ニューデリー】インド政府は、国内業者が関心を示さない幹線道路プロジェクトを実行に移すため中国およびマレーシアのインフラ開発業者に支援を求める可能性を検討している。
　ニティン・ガドカリー氏に率いられる道路輸送幹線道路省は、東部地区高速道路(eastern peripheral expressway)とデリー・メーラト・ハイウェー(Delhi-Meerut highway)の再入札を含む道路プロジェクトへの入札を求め、既に複数の企業と交渉を進めている。
【ニュースソース】

Shinzo Abe $35 bn, Xi Jinping $20 bn

Modi talks tough on Ladakh incursions

China to open doors wider for Indian goods

China to invest $20 bn in India in next five years

Japan may pip China in high-speed rail race

Government looking at Chinese and Malaysian infrastructure companies to rescue highway projects

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