SEAnews 2014-09-05 ArtNo.45287

【東京】ナレンドラ・モディ首相は、世界的な領土拡張主義の台頭に触れ、グローバルな状況は１８世紀に逆行した感があると警鐘した。
　9月１日に催されたビジネス会議の席上、首相は、国々そして海洋への拡張に触れ、世界は、ヴィスタルヴァド(拡張主義)とヴィカスヴァド(開発主義)の２つの勢力に分断されていると示唆した。しかし、首相は、その種の浸食活動を進める具体的な国、もしくは国々の名は挙げなかった。海洋進出に関しては、中国を暗示しているようにもとれるが、モディ氏は漠然とした表現に止めた。

○モディ／安倍両首脳、防衛・経済連携協議
【東京】ナレンドラ・モディ首相は、日本での最初の訪問地京都における日程を終了後、安倍晋三首相との首脳会談のため、８月３１日に東京入りした。
　モディ首相は９月１日には安倍首相と両国間の防衛および経済連携の強化について協議した。首相の当地における３日間の滞在期間中、原子力協議も進捗を見た。しかしモディ氏の中国批判は控えめだった。
○準備万端
*ガンジス川浄化／スマートシティ等インフラ事業に５年間に３５０億米ドル投資。
*海自救難飛行艇US-2輸出交渉加速。
*ムンバイ／アーメダバード高速鉄道計画支援。
*民生用核協力協定締結交渉加速。
*ヒンドスタン・エアロノーティクス含む６社を禁輸リストから除外。
*モディ首相『日本工業団地』開発提案。

○安倍、印中分断図る：環球時報
【北京】中国の日刊紙は日曜(8/31)、「新興経済圏BRICS出現や中印協力の形成により、インドと日本の関係は、深刻な不確実性に直面している」と報じた。
　中国国営グローバル・タイムズ(環球時報)WEB版は、ナレンドラ・モディ首相の訪日に触れた一文の中で、「BRICS(ブラジル／インド／中国／南アフリカ)が独自の開発銀行を創設することで合意したことにより中国とインドの戦略的提携を新たな時代に導かれる」と見通している。

【ニュースソース】

PM warns against forces of expansionism in the world

Modi arrives in Tokyo to hold talks with Japanese PM Abe

Japan doubles India investment to $35 bn

Modi to hold summit talks with Japan PM today

'Abe dividing China, India'

Japan PM Shinzo Abe dividing China, India: Chinese daily

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