【ムンバイ】市場の需要回復を反映し、7月の国内乗用車(car)販売は前年同月比5.04%増加、3ヶ月連続のプラス成長を記録した。このためインド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)は、今会計年度を通じて5~10%の成長を期待している。
SIAM発表のデータによれば、消費者心理改善の波に乗り、7月の国内乗用車販売台数は、前年同月の13万1000台から13万8000台に増加した。マーケットリーダーMaruti Suzukiは15.45%、ライバルのHyundaiは12%の成長を実現した。
SIAMの統計によれば、国内乗用車販売は2012-13年度に前年比7.74%減の187万4000台、2013-14年度に同17.87%減の178万7000台と、過去2年マイナス成長に陥っていた。とは言え、5月の成長率は3%、6月のそれは10%で、7月の5%の伸び率は6月のそれを下回った。
多用途車(Utility vehicle)販売は同18.55%に急増した。自動二輪車販売は前年同月の113万2000台から128万7000台に14%、内スクーターは同27万1000台から37万2000台に37%、モーターサイクルは同80万9000台から85万9000台に6%、それぞれ増加した。自動三輪車販売は前年同月の4万1572台から5万1461台に23.78%増加した。
しかし、7月の商用車販売台数は前年同月の5万5310台から4万7765台に13.64%減少、取り分け中・大型商用車販売台数は同1万8611台から1万7799台に29%減少、連続マイナス成長を記録した。
○ヤマハ、統括会社の下にインド事業再編
【チェンナイ】ヤマハは8日、Yamaha Motor India (YMI)を地域業務統括本部として復活させることを通じ、インド事業の再編を完了したと発表した。
YMIは、既存3社-India Yamaha Motor (IYM)/Yamaha Motor India Sales (YMIS)/Yamaha Motor Research and Development India (YMRI)-のインド事業を統括する地域本部の役割を担う。
ヤマハがこの日発表したステートメントによると、8月15日からIYMの鈴木裕幸CEO兼MDは、YMIのMDに就任するとともに、YMISやYMRIを含むインド国内グループ企業の会長を務める。IYMの寺林孝嗣副MDは、IYMの新MDに就任する。