1996-01-10 ArtNo.4525
◆<星>半導体機器のエバー・テク、185%売上増目指す
【シンガポール】半導体業界向け機器の製造を手掛けるエバー・テクノロジーは1999年までに今日の185%増の1億Sドルの売上達成を目指している。
ネオ・イーライ重役(MD)によると、リード・コンディショニング・マシーンの製造では世界市場の85%のシェアを占める同社の1994年の売上は1700万Sドル、昨年は3500万Sドルで、今年も60%以上の成長が見込まれている。1992年の創立以来黒字経営を続けている同社売上の3分の2は半導体製造機器で占められる。同社製リード・コンディショニング及びマーク・リード・インスペクション・マシーンの価格は20万~30万Sドルで、主要顧客にはインテル、SGSトムソン、IDT、モトローラが名を連ねている。テキサス・インスツルメンツやマイクロビジョンが主要な競争相手で、ネオ氏は、競争に打ち勝つ手段は独創的アイデアと顧客の需要に対するすばやい対応と語る。カリフォルニア、中国、フィリピンにマーケッティング/サービス子会社を設け、ペナンに部品製造工場を有する同社は、シンガポールでは製造/組立業務を手掛けている。同社は電気エンジニアリング部門も擁し、同部門はハード/ソフト製品の総合化に寄与している。エバー・テクノロジーはまたデュポン製ベスペル精密工具部品の東南アジアにおける総代理権を有する。同社の営業額の23%はシンガポール、46%は東南アジア、20%は北部アジア、残りは欧州からのもの。
同社は、向こう5年間に研究開発(R&D)活動に2500万Sドル、工場機械設備に4000万Sドルを投資、機械の年産量を200台から600台に拡大する。また向こう2年間に台湾/インドに製造/マーケッティング子会社2社を設立、内外のスタッフを300人から700人に拡大する計画と言う。(BT:1/9)
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