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2014-08-05 ArtNo.45233
◆停戦違反問題が印パ対話の主要議題に
【ニューデリー】インド中央政府は、最近の停戦協定違反が近く予定されるパキスタンとの対話の妨げにはならないことを暗示しているが、同問題は南アジアの隣国間の話し合いの主要な議題の一つになるものと見られる。
 アルン・ジェートリー国防相兼蔵相は、『カルギル・ビジェイ・ディーバス』と命名されたカルギル紛争15周年記念日の26日、記者団と会談した際、停戦違反それ自体が二国間対話の議題になると指摘した。ジェートリー国防相は、印パ国境におけるパキスタンによる停戦違反事件の発生が、8月25日から始まる予定のインド/パキスタン外務次官会議への影響について質問された際、以上の見通しを語った。
 ジェートリー国防相は、25日に国会で発表したステートメントの中で、ナレンドラ・モディ首相はパキスタンのナワズ・シャリフ首相との会談において、両国の国境地帯の平穏維持と、停戦ラインの厳正な遵守の重要性を強調したと語った。

○パキスタンの停戦違反に対しては相応の反撃:軍幹部
【ナグロタ】停戦ラインのインド軍は、国境の反対側からの停戦違反行為に対して相応の反撃を行っており、将来も同様に対応する。軍幹部は26日、以上のコメントを行った。
 第16軍司令長官K.H.シン中将は、この日当地で記者会見し、「停戦ラインを守備する我が軍は相手国側からの停戦違反に対して相応の反撃を行っており、今後もそうすることを自信をもって断言する。敵の不埒な企図は粉砕されるだろう」と語った。同長官によると、インド側への浸透を目指して、150人から200人の兵士が国境の反対側の複数の野営地に集結しており、冬の到来以前にジャム&カシミールへの侵入を企てていると言う。

○中国国境地帯は平穏:軍幹部
【スリナガル】ジャム&カシミール州ラダック地域への中国軍の侵入が増加する中、軍当局は26日、『実効支配線(LAC:Line of Actual Control)』の状況は、全く平穏で、そうした事態は、感受性の相違に伴うものと指摘した。
 インド陸軍がカルギル紛争15周年に伴い『ビジェイ・ディーバス』記念式典を催したDrassにおいて、北方軍司令長官D.S.フーダ中将は記者団に、「中国との国境地帯の状況は全く平穏で、問題はない。LACでは発砲事件は発生していない」と語った。

【ニュースソース】

Ceasefire violations will be part of India-Pakistan talks: Jaitley

Indian army giving befitting reply to ceasefire violations by Pakistan: Lt Gen K H Singh

150-200 militants staged in camps across Line of Control: Army

Situation along China border peaceful, says Army

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