SEAnews 1996-01-10 ArtNo.4523

【シンガポール】西友はブギス・ジャンクションにおける最初の店舗をオープンしてまだ1年に満たないが、向こう2～3年内に郊外に3店舗を増設する計画だ。
西友ウィンオン・デパートメント・ストアーのタカキ重役(MD)によれば、最初の郊外店舗は今年末にもチョアチュカン地下鉄駅に隣接したロット・ワン・ショッパーズ・モールに設ける計画で、目下交渉を進めている。郊外店の品揃えはカジュアル・ファッションに重点を置き、1店舗当たりの売場面積は平均5万平方フィートを予定している。チョアチュカン店の規模はこれを下回るが、これは郊外店の経営が採算に合うものか否かを探るテストケースのため。また郊外チェーンを展開するか否かはシンガポールにおける向こう2年間の営業成績如何にかかっている。売場面積24万平方フィートのブギス・ジャンクションの年間売上は、予想以上に厳しい競争環境の下、目標額の1億1500万Ｓドルを10％ほど下回りそうだ。しかしボトム・ラインそれほど悪くなく、損失額は当初予想を20％ほど下回る見通しだ。これは粗利益が予想を上回った反面、支出が予想を下回ったため。昨年12月末までの8カ月間の売上はベスト・コネクションやコールド・ストーリッジ等のテナントやコンセショナーのそれも含め7500万Ｓドルを記録した。ファッション製品が総売り上げの50％、家庭用品が20％、スーパーマーケット／食品が30％を占め、履物／ハンドバッグ／アクセサリーの売上は予想を上回たが、家庭用品のそれは予想以下だった。先月の売上は開店直後の昨年5月のそれを25％上回り、売上は拡大基調にある。またセールス・プロモーション期間とそれ以外の期間の売上の差が予想以上に大きいことも明らかになったと言う。(ST:1/9)