【ニューデリー】ナレンドラ・モディ首相に率いられるニューデリー政府は、ヨガ指導者ババ・ラームデーヴ氏の側近と2008年11月26日ムンバイ同時多発テロ事件の首謀者ハーフィズ·サイードのパキスタンにおける会談を巡る最近の喧噪に関わらず、イスラマバードとの関係構築をゆっくり進める見通しだ。
ラージナート・シン内相は、8月第1週に開かれる南アジア地域協力機構(SAARC:South Asian Association for Regional Cooperation)議事会に出席した際、パキスタンのチョウドリー・ニサール・アリー・ハーン内相と二国間会談を行い、イスラマバードに対し、サイードの処遇やムンバイ同時多発テロ事件の7人の容疑者に対する公判の遅れ問題を質すものと見られる。
消息筋によると、インド政府は、イスラマバードとの関係を構築する前に、ハーン内相の回答や会談の結果を検討する必要があると見ていると言う。
○インド人ムスリムもイラク聖戦に志願
【ニューデリー】大部分貧困層や疎外層出身のインド系ムスリム青年が、イラクにおける聖戦に参加するため、湾岸諸国やその他の中東諸国の大使館に列を成して入国査証を申請しており、外交筋によると、その数は膨大と言う。
消息筋によれば、イラク大使館だけで、この種の熱狂的ムスリム青年のビザ申請は2000件近くにのぼり、これらの申請者の出身地は、ケララ州、ウッタルプラデシュ州、マハラシュトラ州、西ベンガル州、アンドラプラデシュ州、タミールナド州等、インド全土にわたる。
匿名の某国大使館筋によると、領事部職員がこれらの申請者に対して、ビザの発行はできないと伝えると、大部分の申請者は、「我々は、発行されようが、発行されまいが、行くだけだ」と答えると言う。
○インド・ムスリムは過激なイデオロギーに反対の意思表示を
【ニューデリー】霊的指導者シュリ・シュリ・ラビ・シャンカール氏は、サイード・イマーム・ブハーリー氏やザキール・ナイク氏等に、イラクに赴きイラク・シリア・イスラム国(ISIS:Islamic State of Iraq and Syria)に平和の道を説くよう求めた。
シュリ・シュリ氏は、単に彼らにイラク民衆の苦痛を和らげる責務を説いたのみならず、彼らの掲げるイスラムの旗印がインド国内においてもISISタイプの狂乱を呼び起こすリスクを指摘した。それによると、イラクやシリアで、今起こっていることは、シーア派とスンニ派の伝統的対立とは異なり、誤ったイデオロギーに染まった武装集団の統制を欠いた略奪破壊に過ぎない。彼らは、スンニ派、スーフィ教徒、シーア派、キリスト教徒を見境無く殺戮している。彼らが唱えるカリフ制は、リベラルなムスリム各派の居住地域に、ワハービ派の超原理主義を浸透させるカモフラージュに過ぎないと言う。
【ニュースソース】
Govt to go slow on engagement with Pak
Indian Muslim youth being drawn to join jehad in Iraq
Indian Muslims must stand up to radical ideologies
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