SEAnews 2014-07-25 ArtNo.45200

【ブラジリア】ナレンドラ・モディ首相は17日、「BRICS開発銀行の設立が新たな協力の機会を開く中で、インドは、豊富な資源を有するラテン・アメリカ諸国とこれまで以上に緊密に連携して行く」と語った。
　今年のBRICS首脳会議のホストを務めたブラジルのジルマ・ルセフ大統領は、昨年のダーバン首脳会議の際、ホスト役を務めたジェイコブ・ズマ大統領がアフリカ諸国の指導者を招いたのに倣って、南米諸国、アルゼンチン、ベネズエラ、エクアドル、コロンビア、アルゼンチン、ペルー、ウルグアイ、パラグアイの指導者を招いてレセプションを催した。
　モディ首相は席上、南アメリカの指導者達に「私は、インドが二国間関係において、BRICSの一員として、G-77の中で、その他の国際フォーラムの場で、これまで以上に南アメリカと緊密に連携することを約束する」と訴えた。モディ首相は、5日間のブラジル訪問の日程を終え、17日夜帰国した。
○モディ首相、BRICS指導者と初の多角的交渉
【フォルタレザ】ナレンドラ・モディ首相は、メンバー5カ国の平等な出資率のBRICS開発銀行を設立することを最優先課題にかかげ、BRICSの指導者と初の多角的な交渉を開始する。
　米国や日本等の富裕国に国際金融基金(IMF)／世界銀行(World Bank)／アジア開発銀行(ADB)の指導権を握ることを許した歪みをブレトン･ウッズ体制に持ち込んだような誤りを繰り返さないため、インドは、メンバー5カ国がBRICS開発銀行に平等に出資する方式を提唱している。
消息筋によれば、インドのゴールは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのメンバー5カ国の平等な出資率を実現することにある。
○インド政府、ラテン・アメリカ諸国とFTA締結目指す
【ニューデリー】目下、南アジア諸国やASEANを含む東南アジア諸国との自由貿易協定(FTA:free-trade agreements)に見直しを加えているインド政府は、アフリカおよび南アメリカ諸国ともFTAに類似した協定を結ぶ計画に乗り出そうとしている。
　これは、インド企業により大きな投資展望を提供する潜在性を有する国々との関係を再構築する戦略の一環である。商務省高官は、「ラテン・アメリカとアフリカは、インド企業に、大きな市場を提供しており、こうした市場の多くは未開拓のまま残されている。資源基盤と市場ダイナミクスがインドからの投資を誘引する中で、シナリオは徐々に変化しており、FTAの締結はウィン・ウィン・シチュエーションを醸成するものと言える」と語った。
【ニュースソース】

Will work more closely with Latin American nations: PM

PM pledges deeper ties with Latin American nations

Modi to launch 1st multilateral engagement with BRICS leaders

Narendra Modi to launch 1st multilateral engagement with BRICS leaders

Govt to push for FTA with Latin American nations

≪キリスト教の起源≫無料ダウンロードリンク

広告スペース特価セール

読者の声

ご意見

SEAnewsFacebook

SEAnewsGoogle