SEAnews 2014-07-15 ArtNo.45188

【スリナガル】ジャム・アンド・カシミール州の夏期州都スリナガルの一部に発せられた夜間外出禁止令、分離独立派指導者達の自宅軟禁、首相のカシミール渓谷訪問にはつきものの分離独立派の呼びかけに応じた店舗の閉店、厳重な保安措置等で、ナレンドラ・モディ首相が初めてジャム・アンド・カシミールを訪れた4日、カシミール住民の日常生活は麻痺状態に陥った。
　首相の今回の訪問に先立って、同相が率いる新政府は、カシミール出身ヒンドゥー教徒の文化的故郷への再定住の実現とジャム・アンド・カシミール州の特別な地位を認めた憲法370条の廃止を公約していた。
　報道によれば、カシミール全土の商店、事業所、銀行、教育機関、政府事務所のドアは閉ざされ、道路は行き交う人もなく閑散とした状態が目撃された。自由会議(HC:Hurriyat Conference)とジャム＆カシミール解放戦線(JKLF:Jammu and Kashmir Liberation Front)は、モディ首相のジャム・アンド・カシミール州訪問に抗議するストライキを呼びかけた。
○首相、J&K首席大臣抜きで安全検討会議主宰
【スリナガル】ナレンドラ・モディ首相は、陸軍15隊本部で4日主宰した安全検討会議にジャム・アンド・カシミール州のオマル・アブドラ首席大臣を招かず、同氏に肘鉄を食らわした。
　国会下院選挙期間にモディ氏とたびたび激論を戦わしたオマル首席大臣は、モディ首相との二者会談を終に行わなかった。
　1996年以来、同州を訪れた首相は、公式プログラムに同州首席大臣を含めるのがこれまでの慣例であった。
【ニュースソース】

Kashmir paralysed on PM's visit

An important day for J&K: Modi

Empty streets greet Modi on his first visit to J&K

Modi excludes Omar from J&K security review meeting

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