【ニューデリー】モハマド・ハミド・アンサリ副大統領は6月26日、5日間の日程で訪中した。アンサリ副大統領は同訪問期間に李源潮国家副主席と二国間問題を協議する他、パンチ・シーラ(平和五原則)協定調印60周年の記念行事に参加する。
これは、ナレンドラ・モディ政権が先月誕生して以来、インド指導者の最初の訪中で、アンサリ氏にとっても最初の訪中、またインドの副大統領が訪中するのは1994年以来初めてのこと。これ以前には、コチェリル・ラーマン・ナラヤナン副大統領が1994年に訪中している。
○中国工業団地開発計画覚書に調印
【北京】インドと中国は6月30日インドに中国工業団地を開発する協力覚書に調印した。インドは、これにより中国からより多くの投資を誘致し、急増する対中貿易赤字を補填することを目指している。インドの対中貿易赤字は年間350億米ドルにのぼり、昨年の往復貿易総額は654億7000万米ドルを記録した。
モハマド・ハミド・アンサリ副大統領に随行し、初めて中国を訪れたニルマラ・シタラマン商工相は、高虎城商務相と会談、年間350億米ドルを超える貿易赤字を均衡させるため、インドの商品およびサービスの輸入拡大を求めた。同会談後、両国は上述の覚書に調印した。
○モディ/習会談に先立って中国工業団地計画を閣議承認
【ニューデリー】来月ブラジルで開かれる新興経済圏BRICS(Brazil, Russia, India, China, South Africa)サミットの会場で、ナレンドラ・モディ首相と中国の習近平国家主席が会談するのに先立って、インド政府は6月25日、中国による工業パークの開発計画を閣議承認した。
インドと中国は、2013年8月の第5回インド中国戦略会議の席上、ウッタルプラデシュ州/アンドラプラデシュ州/グジャラート州/マハラシュトラ州/カルナタカ州の5州に工業団地を開発することで合意、同年10月、中国の代表団がこれらの州の候補地を視察した。
しかしながら、中国がインド市場にその製品をダンピングする抜け道になるのではないかとの懸念から、インド業界の一部、取り分け中小企業界方面に抵抗が生じ、統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権は、総選挙を控えて同プロジェクトに付随するリスクを回避する道を選んだ。
インド政府筋によると、中国の王毅外相は、今月訪印した際、ナレンドラ・モディ首相およびスシュマ・スワラジ外相と会見、同問題を集中討議したと言う。
ラヴィ・シャンカル・プラサード法相兼通信相によると、閣議は関係する覚書の内容を原則的に承認した。協定の詳細は同覚書の調印後に発表される。同覚書は、ハミド・アンサリ副大統領の訪中期間(6月26-30日)に調印される。
【ニュースソース】
Hamid Ansari embarks on China visit
India, China sign pact to set up Chinese industrial parks in India
Chinese industrial parks get approval
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