SEAnews 2014-06-27 ArtNo.45134

【ニューデリー】国内炭化水素産業部門をもっと投資家にフレンドリーなものにするため、石油天然ガス省は、既存の生産物分与契約方式のボトルネックを取り除く作業を進めている。石油天然ガス省はまた将来の石油・ガス契約のための収入分与方式や、法的紛争をより迅速に解決するために契約内容を修正する可能性も検討している。
　新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)下、過去15年間に実施された9回の石油・ガス鉱区入札の成果は、国内の炭化水素資源の生産を高める上において全く不十分であることから、既存スキームの問題点が解決されるまで、新規入札は実施されない見通しだ。
　具体的な修正内容は目下検討中で、石油省筋によると、ダルメーンドラ・プラダン石油相が優先するのは、契約済みの既存鉱区における障害を取り除き、商業生産をスタートさせることにあると言う。
　1997－98年度にスタートしたNELP制度の下、これまでに165の石油・ガス田が発見されているが、Reliance Industries Ltd(RIL)のKG-D6ブロックと、Niko Resourcesが発見した小規模ブロック1つが商業生産を行っているに過ぎない。
○クウェート／アブダビ、インドの洞窟に原油備蓄の意向表明
【ニューデリー】豊富な石油資源を有するクウェートとアブダビは、インドの洞窟に約200万トンの原油を備蓄する交渉を進めている。インドとしては、産油国の地政学的混乱に伴い供給が途絶えると言った緊急事態が発生した際に、同備蓄を利用することができる。
　政府筋や業界筋によると、クウェート石油公社(KPC:Kuwait Petroleum Corporation)と国営アブダビ石油公社(ADNOC:Abu Dhabi National Oil Company)は、アンドラプラデシュ州ヴィシャカパトナムおよびカルナタカ州マンガロールの洞穴に設けられた2つのコンパートメントにそれぞれ原油を備蓄する意向を表明していると言う
【ニュースソース】

Govt may tweak oil & gas production contracts

No fresh NELP round till change in contract terms

Kuwait, Abu Dhabi may store 2 million tonne crude oil in Indian caverns

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