【ニューデリー】ナレンドラ・モディ首相は、核兵器の管理に関わる指揮系統に緊急に抜本的修正を加える必要があるとする極秘報告を受けた。
政府高官筋によると、インドが原子力潜水艦を実戦配備する6カ国の1つに名を連ねたのに伴い提起されたこの問題の要は兵器庫の管理責任を負う専任の大将を任命することにある。
退任するシヴ・シャンカール・メノン国家安全保障顧問と戦略軍司令長官を務めるP.S.チーマ中将は先週、国防研究開発機構(DRDO:Defence Research and Development Organisation)および原子力局(DAE:Department of Atomic Energy)の専門家チームとともに、モディ首相に以上の極秘情報に関する報告を行った。
それによると、国家安全保障改革に関するナレシュ・チャンドラ委員会は、陸海空三軍のローテーションにより2年の任期で選任される大将が務める専任の統合参謀本部長官(CJSOC:chairman of the joint chiefs of staff committee)に兵器庫の運営指揮権を委ねるよう提案した。
首相が議長を務めるインドの核兵器指揮本部(NCA:Nuclear Command Authority)は90基から110基と見積もられる核弾頭を管理している。一朝有事の際にNCAは、戦略軍作戦部隊(SFC:Strategic Forces Command)に対して兵器庫の臨戦態勢をとるよう指示する。原子力局(DAE)および国防研究開発機構(DRDO)の専門家と協力し、SFCは、統合参謀本部長官(CJSOC)を通じ、核弾頭を戦闘機や陸海空三軍が保持するミサイル発射台に装填する一連の手続きを実行する任を負う。
目下のところ、三軍のトップがCJSOCを兼務しているが、三軍のトップは、時には僅か数ヶ月で交替する。このためナレシュ・チャンドラ委員会は、その2011年報告書の中で、この点を指揮系統の弱点と指摘している。
【ニュースソース】
Modi briefed on nuclear command structure
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