【ニューデリー】インド政府は、新興経済圏BRICS(Brazil, Russia, India, China, South Africa)が計画するBRICS開発銀行本部を誘致するとともに、初代総裁にインド人を起用することを提案する方針だ。
もしBRICS5カ国の賛同が得られるなら、就任式に南アジア地域協力連合(SAARC:South Asian Association for Regional Cooperation)諸国のトップを招請して評価を高めたナレンドラ・モディ首相が打ち出す外交政策のもう一つの新機軸になりそうだ。
インド財務相筋によると、今年7月15-17日にはブラジルのフォルタレザでBRICS開発銀行が正式に発足する見通しで、ブラジルはモディ氏の首相としての最初の公式訪問国になるものと見られる。BRICS加盟国は、依然として、BRICS開発銀行の基金、本部、初代総裁の主要3議題に関してコンセンサスを形成するに至っていないと言う。
○中銀総裁、首相にオリーブの枝
【ニューデリー】インド中央銀行Reserve Bank of India(RBI)のラグラム・ラジャン総裁は、ナレンドラ・モディ政権内に革新主義の同志を保持しているのだろうか。モディ新首相が、その名高いグジャラート・モデルをスケール・アップし、アジア第3の経済体を蘇生させることができるか否かは、時間だけが答えを出すことができる。しかし既に兆しは生じている。インド中央銀行総裁のラジャン氏は、経済のオリーブの枝を新首相に差し掛けており、このことは世界市場を活気づけるものと見られる。
インド中央銀行は独立しており、シカゴ大学教授も務めたラジャン氏は誰の手先でもない。また8%を超えるインフレ率がインドの貧困問題を如何に悪化させているかを考えるなら、彼は決して、軟弱な金融政策家の立場に甘んじることはできない。しかし、ラジャン氏は、モディ氏のインフレ引き下げ公約を信じ、快く協力するものと見られる。彼は、今週、レポ金利を8%に維持することにより、そのことを示しており、仮にインフレが減速するならその政策を緩和することを暗示した。
【ニュースソース】
Modi govt’s pitch: India for Brics bank HQ, Indian as its president
When Rajan met Modi
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