SEAnews 2014-06-01 ArtNo.45071

【ニューデリー】インド政府は、ナレンドラ・モディ首相と南アジア地域協力機構(SAARC)諸国およびモーリシャスの指導者との会談は、儀礼的なものとしているが、パキスタンとアフガニスタンの首脳は、それぞれ実質的議題をもって会談に臨んだ。
　モディ氏とアフガニスタンのハミッド・カルザイ大統領は、30分を超える会談の中で、NATO軍のアフガニスタン撤退後の両国間の協力強化問題を話し合った。
　一方、パキスタンのナワズ・シャリフ首相は、公式会談の合間に、ニューデリー旧市街に17世紀に建てられた回教寺院ジャーマー・マスジッドに参拝、「より良い両国関係を築くためにインドを訪れた」と語った。
○私は平和の使者：パキスタン首相
【ニューデリー】平和のメッセージを携えてニューデリーを訪れたパキスタンのナワズ・シャリフ首相は26日、ナレンドラ・モディ新首相との間で、1999年に同氏と当時のアタル・ビハリ・バジパイ首相との間で途切れた両国の絆をもう一度修復したい意向を表明した。
モディ氏の首相就任式に出席するため、日帰りの日程で当地を訪れたシャリフ氏は、出発に先立ってラホールにおいて、「自分は平和のメッセージを携えて、これからニューデリーに赴く」と語った。ニューデリーに到着後、シャリフ氏は「国民の強力な支持を得た政府が、両国に誕生したことは、両国の新たな関係を築く助けになるだろう」と抱負を表明した。
○パキスタンが自重しないなら、核攻撃も：シバ軍団
【ニューデリー】全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)の一員シバ軍団(Shiv Sena)は26日、「仮にパキスタンがその姿勢を改めないなら、モディ首相は、核兵器の発射ボタンを押さざるを得ない」との立場を表明した。
　シバ軍団のウドハフ・サッカレー総裁は、この日発表したステートメントの中で、「これまでのところ、インドだけが一方的に過去を水に流し、新たな関係構築のイニシアチブをとっている。パキスタンを信頼することはできないが、我々はモディ氏にリーダーシップを信じており、彼の行く手にハードルを設けるようなことは望まない。しかしパキスタンがその姿勢を改めないなら、モディ氏は核兵器の発射ボタンを押さざるを得なくなるだろう」と指摘した。シバ軍団のアナント・ギーテー氏は新政府の正閣僚(重工業・公共企業相)に就任した。
【ニュースソース】

Sharif, Karzai come with agenda

Narendra Modi holds talks with Hamid Karzai, Abdulla Yameen Gayoom

Narendra Modi holds talks with Afghanistan President Hamid Karzai

Pakistan PM Nawaz Sharif visits Jama Masjid, feels at home

Will pick up threads of ties from Vajpayee’s rule: Sharif

If Pak doesn’t behave, then Sena points to N-button

Difficult to trust Pakistan: Uddhav

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