【ニューデリー】南アジア地域協力機構(SAARC)のリーダー8人が勢揃いし、26日に催されたナレンドラ・モディ首相就任式の最前列に陣取った。全世界の4分の1の人口が居住する政治的緊張状態にある地域としては希有の和やかな雰囲気が醸し出された。
パキスタンのナワズ・シャリフ首相を初めとするSAARCの指導者と代表に加え、モーリシャスのナビン・ラングラーム首相が列席した。インド新首相の意表を突く抜き打ち外交、そしてこれらの諸国の指導者らにより招待状が受け入れられたことは、インドの域内における指導的地位を高めた。
○米国メディアも、モディ氏の地域戦略に注目
【ワシントン】バラク・オバマ大統領が、ナレンドラ・モディ首相率いる新政府と、向こう数年緊密に協力する意向を表明したことから、米国メディアはモディ氏の地域戦略に注目している。
米国はこれまで外国指導者個人との関係構築に消極的姿勢をとって来たが、オバマ大統領は、モディ氏を祝福し、「米国は、米印戦略提携を今後とも一層強化拡大するため、モディ氏が率いる新政府と向こう数年にわたり緊密に協力することを希望している」と語った。
こうした中で、ニューヨーク・タイムズは、「モディ氏は、南アジア地域協力機構(SAARC)の他のメンバー7カ国の首脳を、招待することにより、首相就任式を同氏の地域戦略のショーケースにした」と論評した。同紙は、『紅茶屋台の息子の首相就任式に見る地域外交』と題する記事の中で、「パキスタンのナワズ・シャリフ首相が、モディ氏の首相就任式に出席したことは、両国が、瀕死の状態にある和平プロセスを再開する兆候ではないか」と指摘している。
○印僑の期待にどう応えるかが試金石:観測筋
【ニューデリー】ナレンドラ・モディ氏が首相の座を引き継いだのに伴い、海外在住のインド人からインド人民党(BJP)リーダーに対する大量の期待、勧告、提言が寄せられている。
BJP海外朋輩(OFBJP:Overseas Friends of BJP)豪州支部のBalesh Dhankhar部長は、「モディ氏の目を見張る大勝利は、インディアン・ディアスポラに改革の望みを与えた。モディ氏が権力を握ったことから、自分を含む多くのインド人が、インドの発展に貢献するため、帰国する準備に取りかかっている」と語った。
【ニュースソース】
South Asian leaders at Indian high table
US media focuses on Narendra Modi's regional ambitions
Modi faces sea of expectations from diaspora, India-watchers
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