SEAnews 2014-05-24 ArtNo.45044

【ニューデリー】国政政党インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)および全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)により正式に選ばれた指導者ナレンドラ・モディ氏は5月26日に首相就任の宣誓を行う。BJPのラジナス・シン党首は20日語った。
　L Kアドバニ氏に率いられるNDAリーダーらは、ナレンドラ・モディ氏が率いる政府を支持する意向を伝えるため、プラナーブ・ムカジー大統領に面会した。シン氏によると、BJPは、国会下院に合計335議席を保持するNDAのメンバー10党から支持表明書の提出を得ていると言う。
　BJPは、単独で下院の284議席を獲得した上、連立を組む友党を加えると、国会下院の61％の安定多数を占めたものの、モディ氏が率いる新政権は、2016年までは総数245議席の上院では、多数を占めることができない。とは言え、アナリスト等は、改革を志向するBJPの選挙アジェンダの実現が、そのことにより阻害されることはないと予想する。
　一方、勝者らにより提出された宣誓書は、有権者が、刑事被告人や金権主義者を選ぶことを意に介せぬことを暗示している。これら候補者の3分の1は刑事被告人、全体の3分の2は億万長者だった。
○BJPの成功に寄与したオンライン・キャンペーン
【ニューデリー】インド人民党(BJP)の総選挙における大勝利に寄与した最大の要因は、膨大な若者層にアクセスし民心を掴んだオンライン・キャンペーンに帰すことができる。
　30歳のソフトウェア設計士ヴィカス・パンディ氏は、民族奉仕団(RSS:Rashtriya Swayamsevak Sangh)、BJPおよび同党の首相候補ナレンドラ・モディ氏のボランティア運動員として、フェイスブックやツイッター上に『僕はナノ(ナレンドラ・モディ)を指示する』と言ったソーシアル・メディア・キャンペーンを展開する陣頭指揮を執った。
○国民会議派、正副総裁の辞意棄却
【ニューデリー】国民会議派作業部会(CWC:Congress Working Committee)は19日、同党史上最悪の選挙大敗を受けてソニア・ガンディ総裁とラフール・ガンディー副総裁から提起された辞意を、予想された通り棄却した。
　CWCメンバーは、この危機的状況の下で、党は、民族奉仕団(RSS:Rashtriya Swayamsevak Sangh)を支持母体とするインド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)政府と対決するために、正副総裁の指導力をこれまで以上に必要としていると強調した。
【ニュースソース】

Modi to take oath as PM on May 26

Lack of RS numbers no hurdle to Narendra Modi govt’s reform agenda

A Look at the 16th Lok Sabha

How BJP's online campaign proved vital for success

CWC rejects Sonia, Rahul resignations

Sonia, Rahul offer to resign, CWC rejects

Sonia, Rahul offer to quit party posts, CWC refuses to accept

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