SEAnews 2014-05-16 ArtNo.45023

【ニューデリー】インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)は、月曜(5月5日)は、国民会議派のラフール・ガンディー副総裁に大胆かつ周到に計画された十字砲火を浴びせた。
　インド人民党(BJP)の首相候補ナレンドラ・モディ氏は、この日、ガンディー氏の反撃の機会を封じるため、選挙キャンペーン終了期限の僅か1時間前にアメティ区を急襲、対立候補の選挙区ではキャンペンを張らないと言う不文律を反古にしたのみならず、ガンディー氏と自身の威信を秤にかけ、選挙民に軽重を問う奇策に訴えた。
　BJPは、この日また、『アメンティの語られていない物語』と題するパンフレットを配布、独立以来ネール・ガンディー王朝が地盤として来た選挙区の発展状況を厳しく問い質した。
　蔵相も務めたBJPリーダー、ヤシュワント・シンハ氏は5日、ニューデリーにおいて、「ラーフルの2009～2014年の間の国会出席率は僅か42.9％に過ぎず、国会下院議員の平均出席率76％を遙かに下回り、平均以下の国会議員」と非難した。シンハ氏はさらに、「ガンディー家の御曹司は、同一族が過去37年間にわたって地盤として来たアメティ選挙区の発展のために如何なる努力をしたのか」と質した。
　プリヤンカ・ガンディー・ヴァドラ女史は5日、モディ氏のアメンティにおける演説を非難、「私の父、殉教者ラディブ・ガンディーを侮辱した彼を、アメンティ住民は決して許さない」と語った。ソニア・ガンディー国民会議派総裁の娘、プリヤンカ・ガンディー女史はそのステートメントの中で「国民会議派アメンティ地区運動員は、こうしたローレベルな政治策略に回答を与える」と述べた。
○政府、グジャラート州スヌープゲート事件の検証見合わせ
【ニューデリー】統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権は、グジャラート州におけるいわゆるスヌープゲート事件(グジャラート警察が、伝聞によれば、ナレンドラ・モディ首席大臣の意向に基づき若い女性を捜査しプライバシーを侵犯した事件)を検証するための調査委員会の長として一人の判事を任命すると言う鳴り物入りで喧伝した大ナタを、一旦は振り上げたものの、連立政権内部の友党の圧力の下、総選挙の投票が完了する5月16日以前には、振り下ろさない方針を決めたようだ。
　以上の判断は、民族主義会議派(NCP：Nationalist Congress Party)およびジャム・カシミール民族協議会(NC:National Conference)が、新政府発足まで僅か数日を余すのみの現時点で、事件の検証チームを率いる1人の判事を任命することに疑問を提起した翌日下された。
【ニュースソース】

Modi leads BJP's attack on Rahul

Modi storms Rahul's Amethi, says it's battle for prestige

'Rahul was a less than average MP'

Amethi won't forgive Modi for insulting my father: Priyanka

Govt scraps move to appoint probe panel judge in Snoopgate

Centre may not name judge to probe Snoopgate

Govt drops move to name judge to head 'snoopgate' probe

Congress rolls back move on Snoopgate

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