SEAnews 2014-05-09 ArtNo.45011

【ニューデリー】スイスの製薬大手ノバルティスが多国籍企業2社グラクソ·スミスクライン(GSK)およびイーライリリーとのとの取引を通じた数十億米ドルの事業再編に乗り出したことは、これら3社が、取り分け今回の取引に関わる領域において、それぞれインドに大きなプレゼンスを有することから、インド市場にも影響を及ぼしそうだ。
　ノバルティスは22日、腫瘍学製品事業を145億米ドルでGSKに、GSKはインフルエンザを除くワクチン・ビジネスを71億米ドルでノバルティスに、それぞれ売却することで合意した。ノバルティスは一定の里程標がクリアされた時点で15億米ドルを別途支払うことも認めた。両社は、消費者対象のヘルスケア事業で合弁を組み、GSKが同事業に63.5％出資する。ノバルティスはさらに獣医部門子会社を約54億米ドルでイーライリリーに売却する。
○ファイザーのアストラゼネカ買収交渉で両社インド子会社株価急騰
【ムンバイ】ファイザー社によるアストラゼネカ社の買収の可能性が繰り返し報じられた後、両社のインド子会社の株価は2日連続堅調を維持した。
　英国のサンデー・タイムズによると、ファイザー社はアストラゼネカ社に対して1000億米ドルの買収提案を行った。後者は多くのヒット商品の特許権切れで、ここ数年利益を出すために悪戦苦闘を強いられている。
　投機筋は同報道がインド子会社に及ぼす影響に賭ける動きを見せているが、両製薬会社は買収報道の内容を確認することを避けている。アストラゼネカ株の22日の終値は1109.80ルピーと、2日間を通じて5.3％アップ、ファイザー株の終値は、1294.55ルピーと、同5％上昇した。
【ニュースソース】

Novartis-GSK-Eli Lilly deal may affect Indian market

GlaxoSmithKline swaps oncology for vaccines with Novartis AG

Pharma giants Novartis, GSK swap assets in $23-b deal

Pfizer, AstraZeneca shares climb up amidst deal talks

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